■採用代行とは

採用戦略の企画・立案から、母集団の形成、応募受付や書類選考、面接選考から内定対応まで、採用にかかわる様々な業務を外部へ委託するサービスの総称を採用代行と言います。

欧米では2008年頃から急速に市場が拡大し、現在ではスタンダードな採用スタイルとなっています。

 

売り手市場の日本の採用シーンにおいても、採用活動への企業努力が求められる今、人事の業務軽減と専門知識を持つプロの力を活用し、スピーディーかつ効率的な採用ができるサービスとして注目されています。

特に新卒などの長期的な採用活動においては、日本でも導入している企業が多く、優秀な人材の内定辞退を防ぐ一助となっていることは間違いありません。

 

 

■導入のメリット

採用代行を導入する最大のメリットは、何よりも人事部門の業務軽減にあるといって良いでしょう。

採用業務に追われ、そのほかの人事業務がおろそかになったり、採用業務そのものが片手間になり、優秀な人材を採用することができなくなるというリスクを大幅に軽減できるため、安定的な採用活動が可能になります。

 

また、採用のスペシャリストに業務を委託できるため、採用ターゲットの明確化や、最新の市場の動向に合わせた採用活動、書類選考や一次面接でのスクリーニングなど、企業が求めている人材との接触機会を増加させることができます。

人事の人手不足に悩んでいるのであれば、導入することによってどのように業務が効率化できるのか、一度検討してみるのも一つの手段です。

 

 

■導入のデメリット・注意点

外部に採用にかかわる業務を委託してしまうということは、採用にかかわるノウハウが社内に蓄積されないというデメリットがあります。

社内体制の変更などに伴い、採用代行サービス企業との契約が解除されてしまった場合に、自社に一切採用ノウハウがないという状況にならないよう、業務を任せつつも何をやっているのか、どのような流れで進めているのかは、注意深く観察しておくことが必要です。

 

また、コスト面の問題も無視できません。

実際に発生するコストに関しては、採用活動のどの部分をどれだけ委託するかによっても異なりますが、無駄なコストが発生しないよう、自社ではどこまでがフォローできて、どこから委託したいのか十分に検討したうえで採用代行サービスを導入することで、無駄の少ない効率的な採用代行が可能になります。

 

 

■採用代行活用のポイント

企業として採用代行を導入しただけでは、採用活動の成功へは繋がりません。

ここでは、どのような点に意識して採用代行を活用していけばよいかを紹介します。

 

(1)業務範囲を明確にする

コンサルティング部分から委託しても、すべてを採用代行がやってくれるわけではありません。

特に企業の経営陣とのコンセンサスをとることや、現場からの要件の吸い上げなどは、人事部門が率先して行わなければいけません。

契約の段階で、どこまで委託できて、どこから自社で担う範囲なのかを明確化しておきましょう。

 

(2)業務を丸投げせず、常に情報共有を行う

採用代行に委託したとはいえ、実際に採用するのは自社であるという自覚をしっかり持ったうえで、採用代行に任せている仕事が適切かどうかを常に検討していくことが重要です。

定期的なミーティングを重ねつつ、何かあってもすぐに情報共有できる体制を構築しておきましょう。

 

■まとめ

売り手市場が続く日本の採用シーンにおいて、人事部門の業務効率化や採用活動の質の向上を図る採用代行サービスをしっかりと活用していくことで、様々な問題の解決に繋がります。

もし、自社の採用に課題を感じているのであれば、まずは一度自社の採用業務を見直し、必要に応じて専門知識を有したプロフェッショナルの力を借りていくことを検討してみてはいかがでしょうか。

「質」「量」、そして「スピード」のすべてを実現した採用活動の実現に向けて、ぜひ採用代行にも視野を広げてみてください。