テックオーシャンは6月21日、「理系学生の起業・独立やテレワークに関する意識調査」を発表した。テレワークは5月13日、国立大学工学部の学部2~学部4年200人に、起業・独立は5月6日、同じ属性の学生251人を対象にそれぞれ行われた。

それぞれの調査結果は以下の通り。まず「テレワークという働き方」について聞くと、約4割の学生が「就職先選びで重視したい」と回答し、約3.5割の学生は「テレワークの有無は就職先選びに影響しない」と答えた。

  • テレワークという働き方

なお、テレワークを重視しないと答えた学生は「やりたいことを仕事にできるかどうかが1番重要であって、テレワークの有無に重きを置いていない」「技術職だと実際に現場で働くしかないと思う」「実験が必要」「通勤は大変で時間がかかると思うが,仕事とプライベートを分けたいという思いもある」などのコメントを寄せている。

また、「初任給が文理共通で、職種や仕事の難易度に関係のない世の中をどう思いますか」と尋ねると、「違和感を抱いている学生」(約75%)、「今のまま一律でよい」(約15%)という結果だった

  • 初任給が文理共通で、職種や仕事の難易度に関係のない世の中をどう思いますか

次に、「起業・独立についての意識調査」を見ると、約4分の1の学生が「いつか起業・独立したい」、約4分の3の学生が「起業・独立はしないと思う」と回答。

さらに、学科別にみると、「いつか起業・独立したい」と回答する学生は建築、情報の学生に多く、化学、機械の学生では少なかった。

  • 起業・独立についての意識調査