変わりたい組織と、成長したいビジネスパーソンをガイドする

会員登録をすると、編集者が厳選した記事やセミナー案内などをメルマガでお届けしますNIKKEIリスキリング会員登録最新情報をチェック

クラウド会計ソフトの開発・販売で知られるマネーフォワードのクラウドERP本部でマネジャーを務める佐野夏輝さんは公認会計士試験に合格した後、企業の財務アドバイザリーを行う会社を経営しながらデータアナリストとしての知識を学んできた。現在はマネーフォワードで会計とデータサイエンス双方の知識を生かしながら、自身ならではのデータ分析を武器に活躍する。

明確なスキルとして、会計を学ぶ

佐野さんが現在マネーフォワードで所属しているのは、成長企業・中堅企業向けクラウド型ERPのビジネス戦略や短期の販売戦略、予算策定を担当する部署だ。その中でも佐野さんはビジネスの計画を策定し、どのような損益が生まれたかの試算から実際の検証までを担当している。

「会計とデータサイエンスの知識双方を生かし、日々、よりよいサービスを生み出していくための分析をしています」

そもそも佐野さんが現在の強みの一つである会計知識を学んだのは、明確なスキルを身につけておきたいと考えていた20代前半のころ、京セラの創立者・稲盛和夫氏が会計知識の重要性を説いていたことを知ったことがきっかけだった。大学卒業後に公認会計士試験の勉強を始め、30歳のころに合格。ただ、当時はリーマン・ショック後で、試験に合格しても就職難の時代だった。

そこで、英語を使えることもあり、当時募集があったマレーシアの会計事務所に就職した。現地で監査や税務からM&A(合併・買収)の仲介まで、幅広い業務にあたった。ただ、現地の規制や税法を熟知する必要がある税務などの業務では、マレーシアやベトナムなどのローカルの会計士にかなわない。

そのため会社の経営のための管理会計に重点的に取り組むようになったなかで、クライアントの会計や監査といった個別の仕事だけでなく、クライアントに常駐して寄り添い、財務や経理なども含めた幅広いサポートをしてほしいという顧客の潜在的ニーズを実感。日本帰国後の2016年、企業常駐型の財務アドバイザリーサービスを展開する会社を設立した。

続きは会員登録(無料)が必要です

NIKKEIリスキリングの会員登録をしてください。登録は無料です。

会員登録(無料)すると
  • 組織戦略や個人の成長に関する記事が読み放題
  • リスキリングのヒントになるセミナー動画が見放題
  • 編集者の気付きやオススメ記事をメルマガでお届け
今後も会員特典を追加予定

新着記事

Follow Us
日経転職版日経ビジネススクールOFFICE PASSexcedo日経TEST

会員登録をすると、編集者が厳選した記事やセミナー案内などをメルマガでお届けしますNIKKEIリスキリング会員登録最新情報をチェック