「指示通り」ができない人にはどう対処? 管理職の困惑に心理学者が回答
リブロ汐留シオサイト店
ビジネス書・今週の平台
新書棚端の平台の上に1冊だけ面陳列にして展示する(リブロ汐留シオサイト店)
本はリスキリングの手がかりになる。NIKKEIリスキリングでは、ビジネス街の書店をめぐりながら、その時々のその街の売れ筋本をウオッチし、本探し・本選びの材料を提供していく。
今回は定点観測しているリブロ汐留シオサイト店だ。ビジネス書の販売状況は新刊、既刊を問わず、安定した売れゆきを維持しているという。そんな中、書店員が注目するのは、職場でいまいち使えない人材の心理メカニズムを豊富な事例から解き明かし、対処法を考えた心理学者の本だった。
理解しがたい人の心理、対話であぶり出す
その本は榎本博明『「指示通り」ができない人たち』(日経プレミアシリーズ)。3月刊の新書だが、タイトルを見て「うちの職場にもそういう人が入ってきた」と感じた人が多いのか、新年度がスタートした4月に入って大きく売り上げを伸ばした。
著者の榎本氏は、職場や家庭の人間関係に心理学を生かす講演や研修で知られる心理学者。『「上から目線」の構造』『かかわると面倒くさい人』『伸びる子供は○○がすごい』といった著作を同じ新書シリーズから刊行している。今回は「指示通り」ができない、同じようなミスを繰り返す、基礎能力があるのに欲がないといった、管理職を困惑させる人たちに焦点を当てる。
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