三菱UFJ信託銀行は3月3日、「働きたいオフィス・働きたい街ランキング」を発表した。同ランキングは、2024年11月28日〜12月1日の間、直近6か月以内にオフィスに出社経験のある経営者・役員・会社員2,211人を対象に、インターネットで実施したもの。
現在の出社頻度について聞いたところ、約6割が「週5日以上」と回答し、アフターコロナでオフィス回帰が一定の水準に達しているという。しかし、「週5日以上」出社したい人はわずか22.9%にとどまり、理想と実態のギャップが生じる結果に。
オフィス環境が与えるポジティブな影響について尋ねると、「仕事と生活のメリハリがつく」(65.4%)、「コミュニケーションが円滑になる」(62.0%)、「生産性が高まる」(55.8%)、「モチベーションが高まる」(51.1%)のスコアが5割超であった。
オフィス環境への満足度を聞いたところ、「満足・やや満足」(計56.6%)となり、過半数がオフィス環境に満足している状況にあるという結果になった。
しかし、出社頻度別では、週2日出社は「満足・やや満足」が計7割と高い一方、週4・5日出社は5割程度と相対的にスコアが低い。したがって、オフィス回帰を促す企業にとって、出社頻度の高い社員にも満足してもらえるオフィス環境づくりに取り組む余地があるという。