エン・ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:鈴木孝二)が運営する人事・採用担当者向け情報サイト『人事のミカタ』(https://partners.en-japan.com)上で、従業員数299名以下の企業の人事担当者を対象に2024年の「冬季賞与」についてアンケート調査を行ない、206社から回答を得ました。以下、概要をご報告します。
結果 概要
★ 90%が冬季賞与を「支給する」と回答。支給予定企業は昨年より8ポイント増加。
★ 約半数が昨年より「増額した」と回答。増額企業は、昨年よりも17ポイント増加。増額幅トップは「3%~5%未満」。増額理由トップは「社員の意欲向上」。
★ 47%が「景気の上昇や回復を感じない」と回答。2025年に取り組みたい課題、トップは「人材の強化(採用・育成)」。
調査結果 詳細
1:90%が冬季賞与を「支給する」と回答。支給予定企業は昨年より8ポイント増加。(図1~3)
2024年、冬季賞与を支給するかを伺うと、90%が「支給する」と回答。昨年と比較すると、支給する企業は8ポイント増加しました(2024年:90%、2023年:82%)。
【図1】2024年、冬季賞与は支給しますか?
【図2】2024年冬季賞与は支給しますか?(2019~2024年比較)
【図3】 2024年冬季賞与は支給しますか?(業種別)
2:約半数が昨年より「増額した」と回答。増額企業は、昨年よりも17ポイント増加。増額幅トップは「3%~5%未満」。増額理由トップは「社員の意欲向上」。(図4~10)
冬季賞与を支給予定の企業に、昨年と支給額に変動があるかを伺うと、48%が「増額した」と回答。昨年と比較し、増額した企業は17ポイント増加しました(2024年:48%、2023年:31%)。業種別で、昨年よりも増額した企業が多かったのは「金融・コンサル関連」(100%)、「不動産・建設関連」(79%)「人材関連」(75%)でした。
【図4】冬季賞与を「支給する」と回答した企業に伺います。昨年の冬季賞与と比較し、支給額に変動はありますか?(2019~2024年比較)
【図5】 冬季賞与を「支給する」と回答した企業に伺います。昨年の冬季賞与と比較し、支給額に変動はありますか? (業種別)
昨年よりも今年の冬季賞与が増額した企業に、どのくらい増額したかを伺うと「3%~5%未満」(27%)が最多でした。増額した理由の上位は「社員の意欲向上」(57%)、「業績が好調」(56%)でした。
続いて、昨年よりも減額した企業に、どのくらい減額したかを伺うと「15%以上」(25%)が最多でした。減額した理由については「業績不振」が76%で最も多い回答となりました。
また、社員への賞与支給に関しての悩みや課題を伺いました。トップは「社員への評価・賞与の査定基準への悩み」(42%)でした。
【図6】昨年よりも冬季賞与を「増額した」と回答した企業に伺います。昨年の冬季賞与と比較し、何%程度増加しましたか?
【図7】昨年よりも冬季賞与を「増額した」と回答した企業に伺います。冬季賞与を増額した理由をお教えください。(複数回答可)
【図8】昨年よりも冬季賞与を「減額した」と回答した企業に伺います。昨年の冬季賞与と比較し、何%程度減少しましたか?
【図9】昨年よりも冬季賞与を「減額した」と回答した企業に伺います。冬季賞与を減額した理由をお教えください。(複数回答可)
【図10】社員への賞与支給に関して、悩みや課題をお教えください。(複数回答可)
3:47%が「景気の上昇や回復を感じない」と回答。2025年に取り組みたい課題、トップは「人材の強化(採用・育成)」。(図11~13)
昨年と比較し、景気の上昇や回復を実感できているかを伺うと、47%が「感じない」(どちらかというと感じない:26%、まったく感じない:21%)と回答しました。景気の上昇や回復を「感じる」と回答した企業は25%に留まりました(非常に感じる:2%、どちらかというと感じる:23%)。
また、2025年に取り組みたい課題や展望についても伺うと、トップは「人材の強化(採用・育成)」(75%)でした。景気回復の実感、2025年に取り組みたい課題について、それぞれ具体的なコメントも紹介します。
【図11】昨年と比較し、景気の上昇や回復を実感できていますか?
【図12】昨年と比較し、景気の上昇や回復を実感できていますか?(業種別)
Q.景気の上昇や回復の実感について、具体的な理由を教えてください。
▼「非常に感じる」「どちらかというと感じる」と回答した企業
・業績が計画通りに推移している。(広告・出版・マスコミ関連/100~299名)
・資金繰りが良くなってきている。(ビルメンテナンス業/100~299名)
▼「まったく感じない」「どちらかというと感じない」と回答した企業
・売上が前年から伸びていない。(サービス関連/50~99名)
・先行指標となる製品を製造しているため景気の状況がよく分かるが、中小企業は景気が落ち込んでいると感じる。(メーカー/30~49名)
【図13】2025年に、貴社で取り組みたい課題や展望についてお聞かせください。
Q.2025年に取り組みたい課題や展望について、具体的に教えてください。
▼「人材の強化(採用・育成)」と回答した企業
・人手不足が深刻化してきており、既存スタッフにしわ寄せがきている。一日でも早く解消したい。(サービス関連/100~299名)
・教育面での人材強化を検討している。(商社/100~299名)
▼「収益性の向上」と回答した企業
・基幹事業の収益性と絶対的な売上を確保しなければ、賞与分配を増やせない。(メーカー/50~99名)
・売上拡大、損益向上は親会社や株主から求められている。(サービス関連/100~299名)
【調査概要】
■調査方法:インターネットによるアンケート
■調査期間:2024年12月10日~12月13日
■調査対象:『人事のミカタ』(https://partners.en-japan.com/)を利用する従業員数299名以下の企業
■有効回答数:206社
困ったらまずココで検索。人事・採用担当者向け情報サイト 『人事のミカタ』https://partners.en-japan.com/
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▼プレスリリース ダウンロード
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記事引用:PR TIMES「中小企業200社に聞いた「冬季賞与」実態調査2024ー人事向け情報サイト『人事のミカタ』アンケートー」