新型コロナ下における2万人規模のテレワーク調査の結果は、2020年3月23日付、4月17日付、6月11日付、12月16日付、2021年8月17日付のニュースリリースでも公表しており、今回が6回目となります。
調査結果概要
-テレワークの頻度について2月までの3カ月推移を見ると、12月は週平均0.87回、2月は0.99回で微増。【図表2】
-企業規模別の実施率格差は大きいまま推移。
10-100人未満で15.4 %、1万人以上で46.9%と 31.5ポイントの差。【図表4】
図表4.企業規模別テレワーク実施率の推移(正社員ベース)
【3】-業種別の実施率は、情報通信業が最上位で63.0%、学術研究・専門技術サービス業が43.8%と続く。
一方で、医療・介護・福祉業は7.0%、宿泊・飲食サービス業は10.2%。【図表5】
-職種別の実施率は、Webクリエイティブ職で76.9%、IT系技術職が65.5%と高い。【図表6】
※ 業種別、職種別(詳細)のテレワーク実施率は下記データをご参照ください。
・Excelはこちら:https://rc.persol-group.co.jp/thinktank/assets/telework6-1.xlsx
・PDFはこちら:https://rc.persol-group.co.jp/thinktank/assets/telework6-1.pdf
・Excelはこちら:https://rc.persol-group.co.jp/thinktank/assets/telework6-2.xlsx
・PDFはこちら:https://rc.persol-group.co.jp/thinktank/assets/telework6-2.pdf
昨年夏調査時点の78.6%から微増し、過去最高となった。 【図表9】
図表9.テレワーク継続希望率の推移
調査概要
※報告書の詳細は以下のURLよりご参照ください。
URL:https://rc.persol-group.co.jp/thinktank/assets/telework-survey6.pdf
提言(上席主任研究員 小林祐児)
多くの企業は相変わらずテレワーク方針を従業員に明示できておらず、「特に案内がない」との回答割合は57.4%と昨年からほぼ変わらない。テレワーク関連の施策も、遠隔会議システムやビジネスチャットツールの導入など、ITツールの導入という表面的レベルにとどまっている。
一方で、従業員側のテレワーク継続希望率はついに80%を上回り、過去最高を記録した。テレワークに対する組織的な工夫や有意義な議論をどれだけ蓄積できるかが、これから人を集められる組織となるかどうかの分水嶺となるだろう。
■【株式会社パーソル総合研究所】<http://rc.persol-group.co.jp/>について
■【PERSOL(パーソル)】<https://www.persol-group.co.jp/>について
記事引用:PR TIMES「新型コロナ感染第6波における正社員のテレワーク実施率は全国平均で28.5% テレワーク実施は微増に留まる一方、従業員の継続希望率は過去最高に」