8割の人が上司ガチャでハズレを経験/日本国内の上司ガチャに関する意識調査

2024年10月7日

出典元：PR TIMES

上司ガチャに関する国内の意識調査

調査背景

近年、職場における心理的安全性やメンタルヘルスの重要性が注目されており、その中で「上司ガチャ」という言葉が社会的に話題となっています。これは、上司の良し悪しによって部下の職場体験が大きく左右される現象を表しています。特に、リモートワークやハイブリッドワークといった働き方が増える中で、上司とのコミュニケーションの質やリーダーシップが、従業員の働きやすさに直結する重要な要素となっています。そのため、職場での上司の存在感が以前にも増して注目されるようになりました。この調査では上司ガチャの認知が実際どれくらい広まっているのか、上司ガチャにハズレた経験があるのかについて実態を把握するための調査を行いました。

主なトピック

・88％の人が上司ガチャを知っていると回答。

・実際に上司ガチャが存在すると回答した人は91％。

・81％の人が上司ガチャにハズレたことがあると回答。

調査結果詳細

1. 「上司ガチャ」という言葉を知っていますか？

・知っている　236名（79％）

・聞いたことはあるが、意味は分からない　29名（9％）

・知らない　35名（12％）

2. 上司ガチャは実際に存在すると感じますか？

・はい　273名（91％）

・いいえ　11名（4％）

・分からない　16名（5％）

3. 実際に上司ガチャでハズレだったことはありますか？

・はい　242名（81％）

・いいえ　58名（19％）

4. これまでの上司を総合的に評価すると、当たりだと感じますか？これまで1人しか上司がいない人は現在の上司について回答してください。

・当たりだと思う　32名（11％）

・比較的当たりだと思う　154名（51％）

・少しハズレだと思う　79名（26％）

・ハズレだと思う　35名（12％）

5. これまでの上司は、以下のどの点で当たりだと（優れている）感じますか？

・コミュニケーション能力　69名（23％）

・公平さ・公正さ　60名（20％）

・指導力の良さ　55名（18％）

・チームのモチベーションを高める能力　46名（15％）

・業務の効率化や改善提案　31名（10％）

・ストレスケアや部下のメンタルサポート　22名（7％）

・優れている点はない　17名（6％）

6. これまでの上司について、ハズレだと（不満に）感じた点は何ですか？

・モチベーションを下げる行動　72名（24％）

・不公平・不公正　45名（15％）

・指導力が不足している　43名（14％）

・不満な点はない　41名（14％）

・コミュニケーションが不十分　38名（13％）

・業務に対する理解不足　36名（12％）

・ストレスケアが不十分　25名（8％）

7. 理想とする上司の特徴に当てはまるものを教えてください（複数回答可）

・公平・公正である　191名（64％）

・部下の意見を聞く　170名（57％）

・高いコミュニケーション能力　168名（56％）

・部下のモチベーションを高める能力がある　159名（53％）

・指導力がある　147名（49％）

・部下の成長をサポートする　106名（35％）

・部下のストレスケアができる　95名（32％）

・業務効率を重視する　66名（22％）

代表取締役　末永雄大のコメント

今回の調査より、88％の人が「上司ガチャ」を知っていると回答し、上司ガチャの認知が多くの世代に広がっていることが分かりました。

上司ガチャが実際に存在していると感じますかという質問では、全体の約9割人が感じると回答しました。そして、実際に上司ガチャでハズレたことがあると回答した人は全体の約8割でした。上司ガチャを経験したことがある人は非常に多いことが分かりました。

また、これまでの上司を総合的に判断した時、全体の約6割の人が当たりだと思うと回答しました。上司ガチャのハズレを経験したと回答した人が約8割だったのと比べて、総合的には当たりを引いていると感じている人が多いことが伺えます。

具体的に上司のどの部分で当たりだと感じたかについては、「コミュニケーション能力」「公正さ・公平さ」「指導力のよさ」が挙げられました。一方で、上司のハズレだと思う部分として一番多く挙げられたのが「モチベーションを下げる行動」で、それに続き「不公平・不公正」「指導力が不足している」が挙げられました。

そして、理想とする上司の特徴として全体の約6割の人が「公正・公平である」と回答しました。次に多く回答されたのが「部下の意見を聞く」「高いコミュニケーション能力」でした。

今回の調査結果から、「上司ガチャ」という言葉が広く認知されており、多くの人が上司の良し悪しに影響を受けていることが明らかになりました。約9割の人が「上司ガチャ」が存在すると感じ、8割近くの人が実際にハズレを経験していることが分かりました。しかしながら、総合的にこれまでの上司を振り返った時、約6割の人が当たりだと感じている点も興味深い結果でした。以上の結果から、良い上司とされる能力を理解し、それに向けたリーダーシップの向上に取り組むことが組織をより良くする上で重要な課題であるのではないのでしょうか。