組織づくりのプラットフォーム「sonar HRテクノロジー」を展開する、Thinkings株式会社(シンキングス、本社:東京都中央区、代表取締役社長:吉田 崇)は、2025年3月卒業見込みの就活生200名を対象に、就職活動の「選考に関する意識調査」を実施しました。売り手市場において企業と就活生のコミュニケーションが変化する中で、就活生が選考中や内定承諾後の対応として企業に求めることをアンケートで調査しました。

 

 

・調査レポート全文をダウンロード

https://sonar-ats.jp/whitepaper/useful55/?utm_source=website&utm_medium=pressrelease&utm_campaign=20241213

 

<調査結果サマリー>

・選考意欲が下がる理由は「企業の評判が悪い」が最多。次いで、長期化に関する理由が続く

・選考モチベーションアップには、交通費などの支給に加え「リアル」を伝える情報の豊富さもカギ

・学生から企業へ「お祈り」する時代。 ”学生ファースト”で一歩踏み込んだ親身な対応が差別化に

 

【調査結果・考察(一部抜粋)】

選考意欲が下がる理由は「企業の評判が悪い」が最多。次いで、長期化に関する理由が続く

選考を受けるモチベーションが低下した理由を聞いたところ、「企業の評判が悪い(口コミサイトや親、友人、先輩からなど)」が41%で最も多い回答となりました。「実際に働いている社員の口コミが直接説明された内容と異なっていた」「どのサイトにも共通の悪い内容の口コミがあると、受けるのを辞めようと思ってしまう」など、得られる情報から感じる不信感が、選考意欲の低下に影響していることがわかります。次いで、「選考ステップが多い(30%)」「返信・合否連絡が遅い(28%)」「選考期間が長い(24%)」など選考の長期化につながる回答が並びました。

 

選考を受けるモチベーションが低下した具体的なエピソード

選考モチベーションアップには、交通費などの支給に加え「リアル」を伝える情報の豊富さもカギ

選考を受けるモチベーションが上がった理由を聞いたところ、25卒就活生の38%が「交通費などを負担してくれる」と回答しました。「採用サイトがわかりやすい(35%)」「採用担当者や先輩社員との面談・座談会がある(35%)」「職場環境を公開している(オフィスツアーや動画など)(32%)」も多く回答されており、企業が提供する情報の豊富さもカギとなっていることがわかります。様々な切り口の情報を最適な手段で公開し、情報の透明性を高めることで、「企業のリアル」が伝わり就活生のモチベーションが高まると考えられます。

 

選考を受けるモチベーションが上がった具体的なエピソード

 

上記の他に、「内定承諾後の連絡」「就職活動中の不安」など、意識調査レポートの全文を以下よりダウンロードいただけます。

・調査レポート全文:

https://sonar-ats.jp/whitepaper/useful55/?utm_source=website&utm_medium=pressrelease&utm_campaign=20241213

 

学生から企業へ「お祈り」する時代。”学生ファースト”で一歩踏み込んだ親身な対応が差別化に

Thinkings株式会社

組織再考ラボ(Re-Thinking Organization Lab) フェロー

佐藤 邦彦

企業から学生へ、選考不合格を知らせることが「お祈り」と表現されるようになりましたが、売り手市場となった現在は、学生から企業へ辞退を告げ「お祈り」する時代です。そのような中で選ばれる企業になるためには、より”学生ファースト”な姿勢が重要になっています。

 

今回、選考モチベーションを下げる理由の上位に、「選考ステップが多い」「返信が遅い」などが挙げられました。しかし、「選考ステップを減らす」「連絡を早める」といった対策だけでは「しっかり自分を見てもらえているのか」などの不安を生む可能性もあります。学生の声をそのまま真に受けるのではなく、より本質的な改善につなげるヒントにする思考が重要です。

 

今回、選考モチベーションが下がる理由のトップは「企業の評判が悪い」でした。「採用における選考体験への評判」に限れば、どのような選考体験が”結果的に”良い口コミや評判を高めるのかを考える必要があります。例えば近年は、学生に合わせて一歩踏み込んだ親身な対応として、選考のフィードバックを実施する企業も増えています。多少厳しいフィードバックだとしても「選考を受けて良かった、得るものがあった」と感じられると、他の誰かに伝えたくなり、良い口コミが自然に広がるのです。

 

学生にも個性があり企業にも多様な採用要件があります。自社で採用したい学生にとっての真の”学生ファースト”とは何なのか。その実現のために何をすべきなのか。難しい問いですが、今回の調査を手がかりに、我々も採用担当者のみなさまと引き続き一緒に考えていきたいと思います。

(佐藤 邦彦 プロフィール:https://thinkings.co.jp/re-thinking-org_lab/fellow003/

 

【調査概要】

・調査対象:2025年3月卒業見込みの就活生(大学生および大学院生)

・調査人数:200名(文系:理系=3:2、男性:女性=1:1)

・調査期間:2024年9月13日~2024年10月2日

・調査方法:インターネット調査

・調査主体:Thinkings株式会社

「採用管理システムsonar ATS」 についてhttps://hr.sonar-ats.jp/20241213_25shu

「sonar ATS」は、新卒、中途とわず、各応募経路からの候補者データの一元管理が可能な採用管理システムです。応募書類の管理や選考案内の連絡といった煩雑な作業を自動化し、採用業務を効率化します。
2022年にサービス提供開始から10周年を迎え、導入実績は株式会社エヌ・ティ・ティ・データ、株式会社ジェーシービー、トヨタ自動車株式会社など、2024年9月に2,000社を突破しました。2023年4月には、AIを活用して書類選考等の判定精度向上を支援する機能「sonar AI(ソナーエーアイ)」を公開しました。

 

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Thinkings株式会社について

 

変わりゆく時代の潮流を読み解く視点と、取り残された課題に寄り添う姿勢。何気ない”問い”を丁寧に見つけることから、私たちの挑戦が始まりました。Thinkingsは、テクノロジーとデザインの力で、組織づくりをサポートするHR Tech企業です。

 

会社名 : Thinkings株式会社
代表者 : 代表取締役社長 吉田 崇
設立  : 2020年1月
所在地 : 東京都中央区日本橋本町4-8-16 KDX新日本橋駅前ビル5階
URL  : https://www.thinkings.co.jp
事業内容:HR Tech事業(新卒・中途採用向け採用管理システム「sonar ATS」、HRサービスを総合的に購買・導入支援するマーケットプレイス「sonar store」)

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