【調査レポート】IT技術者の採用のカギは、仕事内容の魅力以上に「キャリアアップや新しいスキルの習得機会」

2025年3月28日

出典元：PR TIMES

IT技術者の転職意向度調査～転職意向のあるIT技術者100名調査

　アイムファクトリー株式会社（本社：東京都港区、代表取締役：久利　可奈恵）は、IT技術者100名を対象に、転職意向度に関する調査を実施しましたので、お知らせいたします。

※本リリースでは調査資料の一部を掲載しています。

■調査サマリー

転職意向度

転職を考え始めた理由としては「スキルアップや新たな経験を積みたい」が36％で最多、次いで「現在の給与や待遇に不満がある」が34%、「働き方の柔軟性を求めている」が29%という回答となりました。

これらの結果からは、エンジニアが単に待遇の良さだけでなく、自らの成長や働きやすさを重視している傾向がうかがえます。特に「スキルアップや新たな経験を積みたい」が最多となっている点は、エンジニアとしての市場価値を意識してキャリアを選択している人が多いことを示しています。

また、「給与や待遇に不満がある」という声が2位に入っている一方で、「働き方の柔軟性」を理由に挙げる人も3割近く存在しており、リモート勤務やフレックス制度へのニーズも依然として高いといえます。企業側としては、報酬面だけでなく、スキルアップの機会や柔軟な就業環境をどう提示できるかが、採用成功のカギとなってきそうです。

転職活動で利用する情報源は転職エージェント・求人サイトの二強

転職活動時によく利用している情報源としては「転職エージェント（50％）」が最多で、次いで「求人サイト（48％）」「企業の公式Webサイト（32％）」が続きました。

一方で、「技術系ニュースメディア（23％）」や「オンライン掲示板・フォーラム（17％）」といった日常的な情報収集の場は、転職活動においては主な情報源として活用されにくいことがわかります。

エンジニアは日頃SNSやコミュニティを通じて横のつながりを持っているケースが多い一方で、転職という場面では自力での情報収集だけでなく、エージェントのサポートを求める傾向が強いといえます。

リモートワークで求められる企業のサポートとは？

エンジニアが企業選びで重視していることとして最も多かったのは「年収・報酬（53％）」、次いで「キャリアアップ・新しいスキルの習得機会（39％）」、「企業の安定性・将来性（34％）」という結果となりました。

一方で、「仕事内容の魅力ややりがい（29％）」「チームの雰囲気や職場環境（29％）」といった項目は、比較的低めにとどまっています。この結果からは、エンジニアが“理想の職場”よりも、“転職によって得られる現実的な成果”を重視している傾向がうかがえます。

とくに、給与や成長機会といった「個人の価値向上につながる要素」にフォーカスが集まっており、

企業の魅力ややりがいは、その次に評価される傾向にあると言えるでしょう。背景には、「やりがい」だけでは転職の決断に至らない現実や、ミスマッチのリスクを避けてより確実な条件で転職先を選びたいという意識もあると考えられます。

企業側にとっては、単に“やりがいのある仕事”を訴求するのではなく、報酬・成長機会・安定性といった基本条件をしっかり提示したうえで、その先にある仕事内容やチームの魅力を補足的に伝えることが、より求職者の心に響くアプローチになりそうです。

資料の後半では、エンジニアが転職先に求める福利厚生や働き方の柔軟性、重視しているスキル・資格、採用プロセスへの要望などについても詳しく触れています。また、キャリアアップのために必要だと感じている経験や、転職後に目指したい成長の方向性など、現場のリアルな声をもとにまとめています。ぜひ下記リンクよりダウンロードのうえ、最後までご覧ください。

▼本調査のレポートダウンロードはこちら

IT技術者の転職意向度調査 |アイムファクトリー株式会社

■調査概要

調査概要：IT技術者の転職調査

調査方法：インターネット調査

調査期間：2024年11月21日～同年11月22日

有効調査：転職意向のあるIT技術者100名