【調査背景】
近年、多くの企業がAI /DX化に向けて取り組むようになりました。AI /DX化に向けた取り組みの一つにデータの利活用があります。データの利活用に取り組むため人材採用を強化する一方、人材育成に注力する企業も増えています。その背景としてビジネスの現場において企業が保持する膨大なデータを利活用しビジネス課題を解決できる人材、事業成長へと導く人材であるデータサイエンティスト/データアナリストの需要が高まっていることが考えられます。
そこでAidemy Premiumを運営するアイデミーはDXに取り組む経営者107名を対象に、「データ活用人材の採用」に関する意識調査を実施しました。
【サマリー】
【調査概要】
調査概要:「データ活用人材の採用」に関する意識調査
調査方法:インターネット調査
調査期間:2021年10月21日〜同年10月22日
有効回答:DXに取り組む経営者107名
【「データ活用人材の採用」に関する意識調査結果】(DXに取り組む経営者107名を対象)
- 約7割の経営者が、自社のDXに「十分な効果を感じられず」
「Q1.あなたは自社のDXに取り組んでみて、現状十分な効果を感じていますか。」(n=107)と質問したところ、「ほとんど感じていない」が31.8%、「あまり感じていない」が33.6%という回答となりました。
- 約半数が、さらなるDXによる効果を出すためには、「データ活用人材の確保・育成」が必要と回答
「Q2.あなたは自社において、さらなるDXによる効果を出すためには、何が重要だと思いますか。(複数回答)」(n=107)と質問したところ、「データ活用人材の確保・育成」が48.6%、「戦略・ビジョンの提示」が40.2%、「予算の確保」が37.4%という回答となりました。
- 約半数が、「データサイエンティスト/データアナリストの採用」に課題を実感
「Q3.あなたは、現在データサイエンティスト/データアナリストの採用に課題を感じていますか。」(n=107)と質問したところ、「非常に感じている」が12.2%、「やや感じている」が35.5%という回答となりました。
- データサイエンティスト/データアナリストの採用の課題、「データを専門的に扱える人材が市場に少ない」、「採用コストが高い」、「採用担当者がデータサイエンスを理解していない」など
「Q4.Q3で「非常に感じている」「やや感じている」と回答した方にお聞きします。データサイエンティスト/データアナリストの採用に、どのような課題を感じているか教えてください。(複数回答)」(n=51)と質問したところ、「データを専門的に扱える人材が市場に少ない」が56.9%、「採用コストが高い」が52.9%、「採用担当者がデータサイエンスを理解していない」が51.0%という回答となりました。
- 44.9%が自社でDXを推進しはじめてから、「採用したい人材の要件」が変わってきたと回答
「Q5.あなたは、自社でDXを推進しはじめてから、採用したい人材の要件が変わってきたと感じますか。」(n=107)と質問したところ、「非常に感じる」が14.1%、「やや感じる」が30.8%という回答となりました。
- 61.6%が、データサイエンティスト/データアナリストの採用について、「未経験であっても十分な実力があれば採用したい」と回答
Q3で「データサイエンティスト/データアナリストの採用は行っていない」以外を回答した方に「Q6.データサイエンティスト/データアナリストの採用について、今後DXを推進する上で、未経験であっても十分な実力があれば採用したいと思いますか。」(n=78)と質問したところ、「非常にそう思う」が16.7%、「ややそう思う」が44.9%という回答となりました。
- 採用したい理由、第1位は「市場においてデータ活用人材が不足しているから」が52.1%
「Q7.Q6で「非常にそう思う」「ややそう思う」と回答した方にお聞きします。データサイエンティスト/データアナリストを、未経験であっても十分な実力があれば採用したいと思う理由を教えてください。(複数回答)」(n=48)と質問したところ、「市場においてデータ活用人材が不足しているから」が52.1%、「今後さらにDXを推進するためには、欠かせないと思うから」が47.9%、「経験がなくても、相応の実力があれば十分だと思うから」が41.7%という回答となりました。
- 未経験のデータサイエンティスト/データアナリストの実力判断材料は「データ分析の経験が少しある」と「コミュニケーション力」が6割超
「Q8.Q6で「非常にそう思う」「ややそう思う」と回答した方にお聞きします。未経験のデータサイエンティスト/データアナリストを採用する場合、どのようなポイントでその人材の「実力」を判断しますか。(複数回答)」(n=48)と質問したところ、「データ分析の経験が少しある」が60.4%、「コミュニケーション力」が60.4%、「過去に実績を残した経験がある」が45.8%という回答となりました。
- 未経験のデータサイエンティスト/データアナリストに求められるスキルは「コミュニケーション力」、「情報収集スキル」、「論理的思考力」
「Q9.Q6で「非常にそう思う」「ややそう思う」と回答した方にお聞きします。未経験のデータサイエンティスト/データアナリストを採用する場合、「データ分析」以外にどのようなスキルがあると望ましいですか。(複数回答)」(n=48)と質問したところ、「コミュニケーション力」が68.8%、「情報収集スキル」が64.6%、「論理的思考力」が52.1%という回答となりました。
- 約半数が、未経験データサイエンティスト/データアナリストに対し、他の未経験職種よりも「好待遇」を提示したいと回答
Q3で「データサイエンティスト/データアナリストの採用は行っていない」以外を回答した方に「Q10.自社のDXをさらに推進していくために、未経験のデータサイエンティスト/データアナリストに対して、他の未経験職よりも高待遇を提示したいと思いますか。」(n=78)と質問したところ、「かなりそう思う」が16.6%、「ややそう思う」が32.1%という回答となりました。
【まとめ】
本調査では、DXに取り組む経営者107名を対象に「データ活用人材の採用」に関する意識調査を実施しました。
自社のDXを推進する中で、約7割の経営者が「現状十分な効果を感じられていない」と回答しました。さらに、約半数の経営者が、さらなるDXによる効果を出すためには、「データ活用人材の確保・育成」が必要と考えています。
また、データサイエンティスト/データアナリストの採用に課題を感じているという声も半数近くにのぼり、具体的には「データを専門的に扱える人材が市場に少ない」、「採用コストが高い」、「採用担当者がデータサイエンスを理解していない」などが挙げられたことから、人材確保に苦戦していることが伺えます。
採用に関しては、44.9%の経営者が自社でDXを推進しはじめてから「採用したい人材の要件が変わってきた」と回答しています。また、6割超が、データサイエンティスト/データアナリストの採用について、「未経験であっても十分な実力があれば採用したい」と回答。「市場においてデータ活用人材が不足しているから」、「今後さらにDXを推進するためには、欠かせないと思うから」、「経験がなくても、相応の実力があれば十分だと思うから」などを理由に挙げており、実力が伴っている人材の不足と市場価値の高さが浮き彫りになりました。
そこで、未経験のデータサイエンティスト/データアナリストの実力判断材料を尋ねてみたところ、「データ分析の経験が少しある」、「コミュニケーション力」、「過去に実績を残した経験がある」などを重視するという回答が挙げられました。また、データ分析以外に求めるスキルについては、「コミュニケーション力」、「情報収集スキル」、「論理的思考力」があると望ましい、という結果になりました。
実際に採用するにあたっては、約半数の経営者が、未経験のデータサイエンティスト/データアナリストに対して、他の未経験職よりも「高待遇」を提示したいと回答。データを専門的に扱える人材が市場に少ないため、未経験であっても、実力があれば積極的に採用したい人材として、データサイエンティスト/データアナリストが強く所望されていることが明らかになる結果となりました。
【まとめ】
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【株式会社アイデミー概要】
会社名:株式会社アイデミー
所在地:東京都千代田区神田小川町一丁目1番地 山甚ビル3F
代表者:代表取締役執行役員社長CEO 石川聡彦
設立:2014年6月
URL:https://aidemy.co.jp/
株主:経営陣, 東京大学エッジキャピタルパートナーズ(UTEC), Skyland Ventures, 大和企業投資, ダイキン工業,テクノプロ,古河電気工業, 東京大学協創プラットフォーム開発(東大IPC), 千葉道場ファンド, 個人投資家
事業内容:AIを中心とするDX人材育成のためのeラーニングプラットフォーム「Aidemy Business」の提供、オンライン完結型AIプログラミングスクール「Aidemy Premium」、プロジェクトの企画から運用までを一気通貫で支援する“プロジェクト伴走型”支援サービス「Modeloy」の提供
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記事引用:PR TIMES「60%以上の経営者が、データサイエンティスト/データアナリストを「未経験であっても採用したい」と回答 約半数が他の未経験職種よりも「好待遇」を提示」