【調査結果】
- ハイブリッド方式を採用している企業が多く、出社日は平均週2日
半数以上の企業が働き方について全社統一ルールを決めており、部署・チーム毎にルール設定している回答も合わせると75%程となりました。
全社で統一している企業では、週1~4日出社の回答が過半数を占めました。月に1~2日出社も含めると、基本的には出社とリモートワークを組み合わせるハイブリッド方式を運用している企業が大半であると言えます。
次いで、フルリモートと回答した企業が23.5%と全体の4分の1程、フル出社と回答したのは11.8%となりました。
全体平均では週2.0日出社となりました。
- リモートワークは採用に効果あり
コロナ禍をきっかけに拡がったリモートワークについて、企業は以下のようなメリットを感じているようです。
・業務によっては業務効率がよい
・通勤時間が減るなどで社員のワークライフバランスがいい
・場所の制約がなくなることで、採用がしやすい
中でも採用に関しては、地方のスタートアップであったり、エンジニアの採用を重要視している場合はリモートワークのメリットを大きく感じていました。
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・オンライン商談のため出社しなければならない理由がなく、全国より採用を行っている。(株式会社イノーバ)
・都内近郊者では採用が難しく、地方在住者に採用を拡げた為(ピトン株式会社)
・リモートを中心としたデジタルワークに移行することで生産性を高めることができるため。(株式会社NOKIOO)
・家が遠い、育児中の場合は出社回数すくなめ。WLBの観点から。(株式会社ライトニックス)
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- 出社のメリットは、コミュニケーションのとりやすさ
半強制的なフルリモート期間等を経て、出社する意味やメリットを改めて考える企業も多く、そのメリットとして以下のようなことが挙げられました。
・コミュニケーションが取りやすい
・他部署とのコラボレーションがしやすい
・企業のカルチャーが醸成しやすい
中でもコミュニケーションに関しては、社員数が多かったり、新入社員の教育を考慮する場合、出社するメリットを高く感じるとの回答が目立ちました。
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・リモートワークの方が業務効率は良いが、一方で対面だからこそできる部署を超えたコラボレーションなども必要であるため。(toBeマーケティング株式会社)
・対面でコミュニケーションをする機会を設けることで、より一層チーム内の相互理解を実現出来るから。加えて、新卒メンバーの成長には隣で直ぐにアドバイスやフィードバック出来る体制が重要だと考えているから。(フォースバレー・コンシェルジュ株式会社)
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- 働き方の弱点を補うべく、リモートワークではコミュニケーションツールを積極導入。出社促進には福利厚生の充実。
現在の働き方を進めるにあたって工夫していることも聞いてみました。
その回答からは、リモートワークと出社、それぞれのメリットを理解して導入しつつ、それぞれの働き方における弱点を補う工夫をしていることがわかりました。
■リモートワークでは、バーチャルオフィス等のコミュニケ―ションツールを積極導入
リモートワークを主体としている企業では、
・バーチャルオフィスやSlackなどの活用
・ドキュメントなどによる情報共有
・定例会議を設ける
などリモートワークによって起きるコミュニケーション不足に対する工夫が多く回答されました。
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・バーチャルオフィス、月2回の出社日、半年に1回の社員合宿(株式会社Lightblue Technology)
・スケジュールの可視化、定例MTGでコミュニケーションをなるべくとる(株式会社TRULY)
・oVice活用、コアタイム無しのフルフレックス導入、1on1の定例化(ピトン株式会社)
・SaaS導入によるペーパーレス化(LQUOM株式会社)
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■福利厚生の充実で出社促進
出社のための工夫としては、
・アクセスの良い場所にオフィスを構える
・軽食を提供したり、防音ブースを設置するなど、オフィスの設備を整える
・フレックスタイム制度を導入する
といった福利厚生など、社員に対する出社のメリットを打ち出している企業が多く見られました。
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・オフィスには防音ブース・スタンディングデスクなどをおき、作業環境を整備している。(株式会社ユーティル)
・頻回にWEB会議をする。たまに立地が至便である投資家のオフィスで会議。(株式会社ライトニックス)
・フレックスタイム制度をいれている。オフィスの場所をよいところにしている。(株式会社トラス)
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- 会社としての理想は、「フルリモート」を減らしたい
最後に、会社としての理想の働き方を伺ってみました。
現状と理想の一番大きい違いは、現状では4分の1が選択していた「フルリモート」が14.7%と大幅減になったことです。その結果、平均出社日数は週2.1日と、理想の方が微増しました。
まとめ
- 採用と効率からリモートワークを進め、今後は創造性との両立が求められるスタートアップの働き方
今回の調査から対面とリモート、それぞれのメリットを活かすべく週2日程の出社を交えたハイブリッドワークが主流となっているスタートアップの働き方が見えてきました。
都内大企業に勤務する方を対象とした調査(野村総合研究所調査。詳細:https://www.nri.com/jp/news/newsrelease/lst/2022/cc/0624_1)では平均週2.8日出社でしたので、これと比較するとスタートアップは、採用や効率への配慮からリモートワークがより進んでいると言えそうです。
効率的で採用に有利なリモートワークの導入が進む一方で、新規ビジネスの創出が求められるスタートアップでは創造の為のコラボレーションも必要となります。会社には効率とコミュニケーションの双方を促す仕組みや工夫が求められています。その実現に向けたスタートアップの働き方の進化が今後も楽しみです。
【調査概要】
期間:2022年6月23日~2022年8月2日
対象:アマテラスに登録したことのある企業
有効回答数:34件
方法:インターネット上でのアンケート
より詳細なレポートは、https://amater.as/article/2022/08/26/remotework/ をご覧ください。
※本リリース内容を掲載いただく際、出典「株式会社アマテラス調べ」と明記をお願い致します。
- 『アマテラス』について
株式会社アマテラスは、「日本からグーグル・フェイスブックを100社創出する」ことを目指し、優良スタートアップに専門特化した採用スカウトサービスを運営しています。
公式HP:https://amater.as/
【特徴】
1.スタートアップを志向する厳選された人材データベース
2.シード~シリーズAを中心としたスタートアップ向けに特化
3.スカウト返信率の高さから、手間と時間を大きく削減できる
■アマテラスについて(法人向け)
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■スタートアップへの参画を目指す方
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【会社概要】
会社名 : 株式会社アマテラス
代表者 : 代表取締役 藤岡清高
設立 : 2011年4月
所在地 : 東京都目黒区三田1-12-26 Ebisu Borg 101
企業URL :https://amater.as/
“日本からグーグル・フェイスブックを100社創出する”ことを目指し、スタートアップ企業専門に幹部人材紹介を行っている。
記事引用:PR TIMES「スタートアップは採用と効率を重視した週2日出社のハイブリッドワークが主流|働き方調査レポート(アマテラス)」