〜一方で、自社技術が他のどの業界にニーズがあるのかわからず不安に感じている企業が多数〜
-
調査サマリー
▼本調査のレポートダウンロードはこちら
https://marketing.techport.co.jp/report202310-2/
-
調査概要
調査概要:自動車製造業のEV普及に関する意識調査
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
調査期間:2023年9月27日〜同年9月28日
有効回答:自動車部品の製造を行う企業の経営者・役員・経営企画103名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。
-
8割以上が「今後、電気自動車の普及がさらに進む」と予想
「Q1.あなたは今後、電気自動車(EV)の普及がさらに進むと思いますか。」(n=103)と質問したところ、「非常にそう思う」が38.8%、「ややそう思う」が45.6%という回答となりました。
・非常にそう思う:38.8%
・ややそう思う:45.6%
・あまりそう思わない:13.6%
・全くそう思わない:1.9%
・わからない/答えられない:0.0%
-
取引先から「電気自動車の部品製造への対応を迫られている」企業は約8割
「Q2.あなたのお勤め先では、取引先(自動車メーカー)から、電気自動車(EV)の部品製造への対応を迫られていますか。」(n=103)と質問したところ、「非常にそう思う」が26.2%、「ややそう思う」が49.5%という回答となりました。
・非常にそう思う:26.2%
・ややそう思う:49.5%
・あまりそう思わない:15.5%
・全くそう思わない:6.8%
・わからない/答えられない:1.9%
-
6割以上が「EV普及により10年後、現在の売上を維持できなくなる」と懸念
「Q3.あなたは電気自動車(EV)の普及によって、10年後、現在の売上を維持できなくなるという不安を感じますか。」(n=103)と質問したところ、「非常に感じる」が20.4%、「やや感じる」が42.7%という回答となりました。
・非常に感じる:20.4%
・やや感じる:42.7%
・あまり感じない:31.1%
・全く感じない:3.9%
・わからない/答えられない:1.9%
-
約6割が「EV普及により10年後、現在の雇用状態を維持できなくなる」と回答
「Q4.あなたは電気自動車(EV)の普及によって、10年後、現在の雇用状態を維持できなくなるという不安を感じますか。」(n=103)と質問したところ、「非常に感じる」が16.5%、「やや感じる」が41.7%という回答となりました。
・非常に感じる:16.5%
・やや感じる:41.7%
・あまり感じない:34.0%
・全く感じない:6.8%
・わからない/答えられない:1.0%
-
打開策として「新市場開拓」を視野に入れている企業は58.6%
Q3で「非常に感じる」「やや感じる」またはQ4で「非常に感じる」「やや感じる」と回答した方に、「Q5.売上または雇用維持への不安に対する打開策として、検討している取り組みを教えてください。(複数回答)」(n=70)と質問したところ、「新市場の開拓」が58.6%、「EV部品製造のための技術開発」が50.0%、「自社製品の開発」が27.1%という回答となりました。
・新市場の開拓:58.6%
・EV部品製造のための技術開発:50.0%
・自社製品の開発:27.1%
・他企業との連携強化:24.3%
・M&Aなどの企業規模拡大:10.0%
・その他:0.0%
・特にない:7.1%
・わからない/答えられない:2.9%
-
「新規事業」や「医療機器分野の拡充」などの取り組みを検討する企業も
Q5で「わからない/答えられない」「特にない」以外を回答した方に、「Q6.Q5で回答した以外に、取り組みを検討していることがあれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=63)と質問したところ、「新規事業」や「医療機器分野の拡充」など36の回答を得ることができました。
<自由回答・一部抜粋>
・58歳:医療機器分野の拡充。
・62歳:新規事業。
・64歳:開発・解析能力、防振システム提案力の強化。
-
新市場開拓の課題、「自社技術が他のどの業界にニーズがあるのかわからない」が51.2%で最多
Q5で「新市場開拓」と回答した方に、「Q7.新市場開拓を行う上での課題を教えてください。(複数回答)」(n=41)と質問したところ、「自社技術が他のどの業界にニーズがあるのかわからない」が51.2%、「新市場での販売チャネルや流通経路の確立が難しい」が41.5%という回答となりました。
・自社技術が他のどの業界にニーズがあるのかわからない:51.2%
・新市場での販売チャネルや流通経路の確立が難しい:41.5%
・新市場の見つけ方がわからない:34.1%
・新市場開拓を推進する人材が不足している:34.1%
・新市場を共に開拓するパートナーがいない:14.6%
・市場開拓のための初期費用が高い:12.2%
・その他:0.0%
・わからない/答えられない:2.4%
-
「技術力の向上」や「資金」などの課題も
Q7で「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q8.Q7で回答した以外に、新市場開拓を行う上での課題があれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=40)と質問したところ、「技術力の向上」や「資金」など21の回答を得ることができました。
<自由回答・一部抜粋>
・60歳:日本メーカーのEV化の出遅れ。
・57歳:モノづくりの方法の差。
・53歳:資金。
・56歳:技術力の向上。
・58歳:なかなか対象企業とのアポイントが取れない。
-
まとめ
今回は、自動車部品の製造を行う企業の経営者・役員・経営企画103名を対象に、自動車製造業のEV普及に関する意識調査を実施しました。
まず、8割以上が「今後、電気自動車の普及がさらに進む」と予想していることが分かりました。その背景には、約8割の企業が、取引先の自動車メーカーから電気自動車の部品製造への対応を迫られている実態からも伺えます。また、6割前後の企業が、EV普及により、10年後には現在の売上や雇用を維持できなくなるのではと不安を抱えているようです。そのような中で、約6割の企業が打開策として「新市場開拓」を視野に入れていると回答しました。一方で、新市場開拓を行う上で、「自社技術が他のどの業界にニーズがあるのかわからない」(51.2%)や、「新市場での販売チャネルや流通経路の確立が難しい」(41.5%)といった課題も明らかになりました。
今回の調査では、電気自動車の普及に伴い、自動車部品を製造する企業の多くが変革を迫られている実態が明らかになりました。約6割の企業が新市場の開拓を検討していますが、新市場開拓における技術や販路確立の難しさなどの課題を抱えているようです。業界全体で新たな取り組みが求められる中、いち早く課題解決を目指すためには、新市場開拓を実現するためのコンサルティングや販路開拓サービスの導入が効果的ではないでしょうか。
▼本調査のレポートダウンロードはこちら
https://marketing.techport.co.jp/report202310-2/
▼「サプライヤー企業の新市場開拓をWebマーケティングにより実現する方法」に関する資料はこちら
https://marketing.techport.co.jp/wp202310-2/
-
テクノポートについて
テクノポートは、主に製造業や技術系の企業を対象に、Webを中心にしたマーケティング支援を提供しております。
技術の可能性を最大限に引き出すために、目的や業態に応じたソリューションを提供し、新しい取引先の獲得や技術の新しい用途の開発などを支援することでビジネスの拡大に貢献しております。
【国内向けのWebマーケティング】
製造業のサプライヤーやメーカーが新規顧客を獲得するための活動を全般的にサポートしております。活動状況や課題を丁寧にヒアリングし、お客様の課題を解決する提案を行っております。
【海外向けのWebマーケティング】
外国語Webサイトを活用し、海外の市場への進出や販路開拓を支援しています。
国外の拠点の有無に関係なく、海外市場でのビジネス展開が可能となっております。
詳しくはこちら:https://marketing.techport.co.jp/
-
会社概要
会社名 :テクノポート株式会社
設立 :2010年6月28日
代表取締役:徳山 正康
所在地 :〒108-0075 東京都港区港南1-8-15 Wビル2F LIBPORT品川
事業内容 :Webマーケティング事業
技術ライティング事業
新規事業創出支援事業
記事引用:PR TIMES「【電気自動車(EV)の普及で雇用の転換期を迎える自動車業界!】約6割が「10年後、今の雇用を維持できなくなる」と予想 打開策として、58.6%が「新市場開拓」を視野に」