「中途採用の選考辞退」実態調査ー人事向け情報サイト『人事のミカタ』アンケートー

2024年8月7日

出典元：PR TIMES

選考辞退のタイミング「面接前」が最多。 83％の企業が「連絡なし辞退（すっぽかし）」を経験。2018年比で10ポイント増。

エン・ジャパン株式会社（本社：東京都新宿区、代表取締役社長：鈴木孝二）が運営する人事向け情報サイト『人事のミカタ』（https://partners.en-japan.com）上で、直近1年以内に中途採用を実施した企業を対象に「中途採用の選考辞退」についてアンケート調査を行ない、293社から回答を得ました。以下、概要をご報告します。

結果　概要

★　45％の企業が「以前よりも辞退が増えた」と回答。従業員規模1,000名以上の企業が56％と最多。

★　面接当日の「ドタキャン辞退」、連絡なしが83％。2018年比で10ポイント増。

★　選考辞退の対策有無、企業規模別で33ポイントの差。具体的な対策は「書類選考通過者への早急な連絡」「面接候補日の複数提示」「丁寧なお礼メール」。

調査結果　詳細

1：45％の企業が「以前よりも辞退が増えた」と回答。従業員規模1,000名以上の企業が56％と最多。（図1～2）

直近1年以内に中途採用を実施した企業に「選考辞退は起きましたか？」と伺うと、85％が「はい」と回答しました。さらに、選考辞退が発生した企業に「以前と比べて、辞退の発生数に変化はありますか？」と聞くと、45％の企業が「増えた」と回答。従業員規模別にみると、1,000名以上の企業が56％と最もポイントが高い結果となりました。

【図1】直近1年以内に中途採用を行なった企業に伺います。選考辞退は起きましたか？

【図2】直近1年以内の中途採用において、選考辞退が発生した企業に伺います。以前と比べて、辞退の発生数に変化はありますか？（従業員規模別）

2：面接当日の「ドタキャン辞退」、連絡なしが83％。2018年比で10ポイント増。（図3～5）

直近1年以内の中途採用で選考辞退が発生した企業に、辞退発生のタイミングを聞いたところ「書類選考通過者による”面接前の辞退”」（60％）が最多。2018年の同調査（※）より6ポイント増加しました。「面接前日・当日の”ドタキャン辞退”」（52％）と回答した企業の辞退連絡の有無については、83％が「連絡はなかった（すっぽかし）」と回答。2018年の同調査より10ポイント増加しています。※https://corp.en-japan.com/newsrelease/2018/14349.html

応募者の選考辞退理由を尋ねたところ、最も多かった回答は「他社の選考を通過した・内定を取得した」（78％）。「特に理由は聞いていない」（26％）と回答した企業からは、「理由の確認すらできない状況だった」という声も寄せられました。

【図3】直近1年以内の中途採用において、選考辞退が発生した企業に伺います。辞退は、選考のどのタイミングで起きましたか？（複数選択可）

【図4】直近1年以内の中途採用において、「面接前日・当日の”ドタキャン辞退”」が発生した企業に伺います。ドタキャンした応募者から辞退連絡がありましたか？（複数回答可）

【図5】直近1年以内の中途採用において、選考辞退が発生した企業に伺います。応募者の辞退理由についてお教えください。（複数回答可）

3：選考辞退の対策有無、企業規模別で33ポイントの差。具体的な対策は「書類選考通過者への早急な連絡」「面接候補日の複数提示」「丁寧なお礼メール」。（図6～7）

「貴社では、選考辞退対策をしていますか？」と尋ねたところ、52％の企業が「はい」と回答。企業規模別では、「1～49名」が（45％）、「1,000名以上」が（78％）と、33ポイントの差がつく結果となりました。具体的な選考辞退対策を伺うと、トップ3は「書類選考後、通過者への連絡を早くする」（85％）、「面接日程を複数送り、選択できるようにする」（76％）、「応募者に、今後の選考の流れやお礼をメールで送る」（60％）でした。選考辞退対策の効果やエピソードをご紹介します。

【図6】貴社では、選考辞退対策をしていますか？（企業規模別）