【リファラル転職のミスマッチ度実態調査】リファラルにおける転職時のミスマッチを防ぐポイントが明らかに｜CORNER

2024年10月11日

出典元：PR TIMES

「リファラル転職のミスマッチ度実態調査」結果レポートを無料で提供

人事プロフェッショナルブティック「CORNER」を提供する株式会社コーナー（所在地：東京都渋谷区代表取締役：門馬貴裕、以下コーナー）は、「リファラル転職におけるミスマッチ度実態調査」を実施しましたので、結果をお知らせいたします。

詳細データのダウンロードはこちら。

https://go.corner-inc.co.jp/l/1007322/2024-10-02/6v3wwt

・調査サマリ

■リファラルでは入社後の懸念点を聞いていることが少なく、入社後のミスマッチに繋がる可能性を孕む

■リファラル経由の転職者はポジティブなミスマッチを感じる割合が高い

■リファラルによる転職でもネガティブなミスマッチは生じやすい

■懸念点を事前に聞いていた場合、経済的条件やキャリアに関するミスマッチが目立つ一方、聞いていなかった場合、人間関係や就業環境に関する不満が多い

＜主な調査結果＞

【リファラルで企業を紹介された際、リファラルする側から企業の懸念を聞いていたか】

企業を紹介された際に懸念点を聞いていた人は約36％で、約39％は聞いておらず、26％は覚えていないと回答しています。この結果から、リファラルする側が懸念点を十分に共有していないケースが多いことがわかります。

【入社後の“ポジティブ”なミスマッチの割合】

リファラル転職者のほうが、ポジティブなミスマッチを感じており、「かなりあった」「あった」と答えた割合は26.2％と、転職経験者全般の16％よりも高くなっています。リファラルの場合、リファラルする側が企業の内情をよく知っているため、期待値調整されている可能性が高いです。そのため、入社後に実際の業務や環境が想像以上に良かったと感じるケースが多いといえます。

【事前に懸念を共有していた場合のミスマッチの割合】

事前に会社の懸念を聞いていた人で、「ミスマッチがなかった」と答えた割合は55.3％。一方、懸念を聞いていなかった人で「ミスマッチがなかった」と感じた割合は23.7％となっています。この結果から、転職者に懸念点を事前に共有することで、転職後のミスマッチを減らせることがわかります。

【ポジティブなミスマッチを感じた理由】

入社後に感じたポジティブなミスマッチとして、「人間関係が良い」（36％）と「給与・待遇・福利厚生が良かった」（33.7％）の割合が特に多いことがわかります。これらは、入社前に想定していなかった職場の魅力が、実際には期待以上だったケースを示しています。

リファラルだとなかなか表現できない項目がポジティブなミスマッチとして結果に現れていることがわかります。

【ネガティブなミスマッチだった理由】

入社後に感じたネガティブなミスマッチとして、「思っていたよりもキャリアアップの機会がない」（36.7％）や「人間関係が良くない」（34.4％）、「聞いていた話と違った就業環境」（32.2％）が特に多いことがわかります。ポジティブミスマッチと同様に話だけでは伝わりづらい条件面以外の環境要因が項目としてあげられていました。

・代表取締役門馬貴裕よりコメント

リファラル転職においては、良い点のみならず懸念点を事前に共有することが、期待値の適切な調整に大きく寄与することが示唆されています。本調査では、懸念点を聞いていた転職者の方が、入社後にポジティブなミスマッチを感じる割合が高いことが確認されました。これは事前にマイナス面も含めた現実的な情報を受けていたため、入社後に想定以上の良い環境と感じる可能性に繋がっていると考えられます。一方で、懸念点を知らされていなかった場合、ネガティブなミスマッチが生じる割合が高くなっています。このことから、企業はリファラル協力の社員に対して、懸念点や課題を含む現実的な職場情報を伝える重要性を認識してもらい、期待値を適切に管理する必要があります。また、企業側が懸念点に対して改善策を講じている場合は、その進捗や取り組みを従業員に明示し、リファラル時に安心して紹介できる環境を整えることが重要となるでしょう。