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改元に伴って2019年のGWが10連休になる?

政府は平成31(2019)年4月30日の天皇陛下の譲位に伴い、皇太子さまが即位され、改元されます。

 

この即位を宣言する「即位礼正殿の儀」は、政府提出の「即位礼正殿の儀の行われる日を休日とする法律」に基づき5月1日を「祝日」か「休日」にする方向で、検討に入っています。

 

これによって祝日法(「その前日及び翌日が『国民の祝日』である日は休日とする」との規定)に基づき「祝日」とした場合は、前日と翌日も休みとなり、4月27日から5月6日まで10連休となります。

 

「休日」ならば前後は平日のままで飛び石連休となるため、10連休にできるよう検討すると発表されています。

 

大手旅行会社によると、この発表を受けて来年のGWは昨年の同時期と比べ、海外旅行の予約が約2倍ほどと好調のようです。

 

百貨店の広報担当も、来客数・売上増を見込み、様々なイベントを用意していきたいと話しています。

 

10連休が「嬉しくない」声も多い

なかなかまとまった休みを取りにくい会社員や一部業界では、今回の10連休に関して歓喜の声が上がっていますが、「嬉しくない」と言った声も多く聞こえているのが現状です。

 

世界最大級の総合旅行サイト・エクスペディアの日本語サイト、エクスペディア・ジャパンでは2018年10月に20代~50代の社会人経験のある男女400名にアンケート調査を行った所、46%は「嬉しくない」という結果でした。

 

「嬉しい」と答えた54%中の82%は公務員や団体職員であり、暦通りの休みが確約されている職業にとっては嬉しいものかもしれません。

 

しかし「嬉しくない」と答えた54%中の75%は医師や弁護士、会計士などの専門職で「祭日も仕事なうえ、人手不足で忙しくなる」という回答が出ています。

 

サービス業勤務の方の中には「国民全員に連休が取得できるように配慮するべき」との声もあり、売上増を見込む企業側と実際に接客を行うスタッフ側での意見の相違が伺えます。

 

10連休によるメリット・デメリット

では実際に、社会全体でどんなことが起きるのでしょうか。

 

メリット

・まとまった休みで国内外含め、旅行に行きやすくなる。

・観光施設など人の動きが活発になることにより経済が回る。

 

デメリット

・国内線や新幹線、長距離バス利用者の増加による混雑。価格の高騰。

・自家用車での移動も増えるため、高速道路の例年以上の渋滞。

・大型連休前の駆け込み需要による配達状況の乱れ。

・医療機関も休みとなるため、急な病気・怪我による医療難民の出現。

・銀行の窓口の長期閉鎖。

 

前例のない大型連休により、テーマパークをはじめ大型量販店やスーパーなど仕入れ数の判断が難しく、場合によっては連休後半には商品がほとんどないのではないか、という懸念もされています。

 

これは仕入れ数の問題だけではなく、製造から運送に関わる企業の休暇によっては様々な場所で発生する問題の一つではないでしょうか。

 

そして、何よりも問題視されていることは“人手不足”です。

 

イベントやサービス業は連休で人の動きが活発になる反面、多くの社員が休暇を取る可能性もあります。

 

しかし消費する側は確実に増えるため、人員不足は免れません。

 

売上や業務量の管理にも注意が必要

先にあげているように10連休の課題は、“人員の確保”と“仕事をどう回すのか”という点です。

 

学校が休みになる確率も高いため、子どもがいる場合には仕事を休まなければいけないという方も出てきます。

 

当然、その他にもやむを得ない理由で出勤が難しくなる方もいるでしょう。

 

そのため、稼働人数と業務量の調整に注意が必要です。

 

イベント・サービス業では人手不足対策のために、例年よりもGW中の人員確保を短期バイトによって考えている企業も増えています。

 

しかし、フリーターや学生などのアルバイトを増やすことによって、人員確保の問題はクリアできたとしても、それを管理する業務をはじめ、一人ひとりに掛かる社員の業務量は増えていくでしょう。

 

この他にも、人員の問題だけではなく、単純な稼働時間の問題によって、例年より月次売上が減少する企業は少なくないはずです。

 

そのため、売上予算の見直しをはじめ、当月での対策・前後月での対策などを意識的に行う必要があります。

 

こうした問題点を受けて、企業によっては連休中の勤務は特別手当を支給する、振替有給休暇を付与するなどの対策を考える動きも出てきています。

 

企業毎にGWを休みとして扱うのか、営業日として扱うのか、その選択によっても、取るべき対策が変わっていきそうです。

 

まとめ

2019年のGW10連休。前例がないからこそ、実際に予想されるメリット・デメリットが起こるかは定かではありません。

 

世間が連休モードならば、誰もが休みたいと思うでしょう。

 

だからこそ、業務量をはじめ代休制度など前もって対策、対応を考えていくことが必要となります。

 

世間的にはデメリットが目に付きがちですが、10連休というインパクトにおされず、あくまで「即位礼正殿の儀」が本題であることも忘れずにおきたいものです。

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