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■eラーニングとは

eラーニングとは、インターネットを使った学習のことを指し、一般にオンライン学習とも呼ばれています。

 

もともと、研修や教育は「講師と学習者が同じ場所で長時間一緒にいること」「学習者の学習進捗上の把握・管理を人が行うこと」が前提とされており、規模が大きくなればなるほど、そのコスト・労力が増大していくという問題が、多くの教育担当者を悩ませていました。

 

この問題を解決するために、ビデオ教材が開発されましたが、一方的な情報提供による「非対話型」の学習となるため、コスト削減にはつながりますが学習効率は決して高いものではありませんでした。

 

その後、1980年代にアメリカで進化したコンピューターを使ったCBT(Computer Based Training=コンピューターによる教育研修)が誕生し、インターネットの発展と共にWBT(Web Based Training=Webを利用した教育研修)を経て、今日のeラーニングへと進化していきました。

 

現在では、スマートフォンやタブレット端末などで場所を選ばず受講できるようなeラーニングや、ゲーム感覚で楽しみながら学べるeラーニングも登場しており、多くの企業が社員教育の場で役立てています。

 

 

■管理側のメリット

eラーニングを導入することで、教育担当者が受けることが出来るメリットは大きく4つあります。

 

(1)教育ための準備や時間の付加を軽減できる

研修を実施する場合、会場を用意したり、教材を用意するなど、運営側は事前準備から大忙しです。

特に講師の日程調整など調整が必要な作業は思い通りに進まないことも多々あります。

eラーニングを導入することで、こういった煩わしい作業がすべてなくなり、時間・コスト削減に繋がります。

 

(2)同じ研修を繰り返す必要がなくなる

新入社員が入るたびに同じ研修をしたり、人数が多いために複数回に分けて研修をする場合など、同じことを何度も繰り返す必要があります。

何度も繰り返していると、無意識に内容を割愛してしまったり、説明が変わってしまうなどという事もあり得ますし、講師や運営陣の負担もバカになりません。

そういったリスクなく、全員に同じ研修を行き渡せることが出来ます。

 

(3)成績管理や学習進捗管理が自動化できる

社員がどこまで研修を行ったのか、その理解度を測るテストの結果などがすべてシステム上で管理できるようになるため、集計や採点といった業務から解放されます。

また、社員一人ひとりの得意・不得意も把握することができるため、より手厚い教育フォローが可能になります。

 

(4)教材をリアルタイムで更新できる

研修内容が変わったときでも、システム上でコンテンツを差し替えるだけで容易に更新できるだけではなく、社員への周知もできるので、教育・研修のスピード感があがります。

 

 

■受講者側のメリット

教育担当者だけではなく、利用する側にもメリットがあります。

 

(1)時間・場所に捉われず学習できる

モバイル端末などに対応しているeラーニングであれば、電車での移動時間や仕事の合間などの隙間時間を活用して研修を受けることができるので、プライベートや業務に支障をきたすことがありません。

また、そういった学び方が習慣化することで、継続的に学ぶ文化が育ちます。

 

(2)自分の理解度に応じた学習ができる

個人の理解度に応じて自由に学習できるのもeラーニングの特長です。

また、テストの結果などがシステムで集計されているため、理解が浅いと感じれば同じ研修を何度も受けることができるという点も、大きなメリットと言えます。

 

(3)動画や音声などで感覚・視覚的に理解できる

例えば作業手順を学ぶ研修などでは、文章でマニュアル化されているよりも、実際の作業を見た方が早く学べるケースもあります。

そんなとき、動画を使ったコンテンツがあれば、何をすればよいのかを視覚的に理解することができるため、社員の成長に直結します。

 

(4)学習状況や結果がいつでも確認できる

今自分がどこまで学んでいるのか、受講していない研修は何か、テストの結果など、自身の学習状況がすぐに見れるため、自分の弱点を知ることができ集中的に学ぶことが可能です。

 

 

■eラーニングの注意点

上記のように、eラーニングには多くのメリットがありますが、運用方法を間違えてしまうと、結果に繋がらないこともあります。

 

では、eラーニングを導入するにあたり、どのようなことに注意すればよいのでしょうか。

 

(1)社員の研修状況をしっかりと把握・管理していく

時間や場所を自由に受講できるということは、同時に「まったくやらなくても過ごせる」ということでもあります。

多忙を理由に受講しなかったり、途中で投げ出してしまうというケースもありますので、そうならないよう、定期的なお知らせを活用して受講を促したり、期日を設けるなどして学習が滞らないような工夫を行っていきましょう。

 

(2)eラーニング外での教育フォローを行う

eラーニング上のコンテンツだけでは分かりにくい部分であったり、同じ研修を受けている社員同士の意見交換など、どうしても希薄になりがちです。

そういった交流が図れるよう、社内SNSの立ち上げや、質問用の窓口を用意するなどして、社員の疑問を解決できる環境を用意していきましょう。

 

(3)コンテンツの内容を常に更新していく

いつ見ても同じ内容のコンテンツしかない。

長くコンテンツの更新が行われていないなどの状況が発生すると、eラーニングそのものの新鮮味が薄れ、形骸化した教育システムになりかねません。

現場の意見を参考にしながら、常に新しいコンテンツを企画していくことも、eラーニングの活用には不可欠です。

 

 

■まとめ

新人向けの導入研修や、社内向けの業務研修などでeラーニングの導入している企業は年々増加しています。

 

しかし、注意点で挙げたようなポイントを怠ると、著しく効果を下げてしまうこともなりかねません。

 

「魅力的なコンテンツを提供すること」「学習意欲を維持していくような仕組み」「学習履歴を活用したフォローアップ」など、様々なことを意識しながら、自社にマッチしたカタチで、eラーニングを導入してみてはいかがでしょうか。

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