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■タレントプールとは?

タレントプールという採用方法をご存知でしょうか?

 

タレントプールとは、アメリカの大手コンサルティング会社が実施した人材の獲得・育成に関する調査「The War for Talent(人材育成競争)」で提唱された概念です。

 

タレント(talent)=「才能」、プール(pool)=「蓄える」。

 

つまり自社の採用候補となりうる優秀な人材を蓄えるという意味を持ち、経験や実績などの条件面でのポテンシャルを持っている「将来的には採用したい」「逃したくない」人材のデータベースのことを指します。

 

・経験年数の不足や、当時は空きポジションがなかったという理由で不採用にした人材

・不採用にしてしまったが実は必要だった人材

・内定辞退してしまった人材

 

のような方々に対して、いつか巡ってくる採用タイミングの為にコンタクトを取り続け、繋がりを継続しておくための自社採用候補者のデータベースで、タイミングのズレによる機会損失の解決手段を指します。

 

 

■タレントプールのメリット

タレントプールの一番のメリットは先にも言っているように、タイミングのズレによる機会損失を防ぐことが可能です。

うまく活用できれば、採用コストを抑えることも可能です。

 

「採用人材の質の向上」

複数の候補者であるプールリストから能力や適性を比較することができ、より適切な人材を選ぶことができます。

また採用機会まで、お互いの要望について話しあえるので採用の際にミスマッチを防ぎ、早期退職を防ぐことが可能です。

 

「マネジメント力のアピール」

すでにタレントプールという考え方が広まっているアメリカで導入・活用している会社では、長期的な視野や急な人材不足に備えるリスク管理、将来の経営を見据えた安定した成長計画に取り組んでいる会社として、高いマネジメント能力を持っていると見なされます。

 

 

■運用・活用方法

では実際にタレントプールの運用方法をご紹介します。

 

内定を辞退した人、タイミングが合わず採用とならなかった人をまずプールしていきます。

 

他、マッチングサービスや転職サービスなどを利用している場合は、そこで候補となりそうな人も確保していきます。

 

それ以外にも企業FacebookなどのSNSを活用し、自社に合いそうな方に対して積極的にメッセージを送るなどのアプローチも有効です。

 

中には自社の求める人材が興味を持ちそうなイベントや勉強会、交流会を定期的に実施して、多くの方々と繋がる機会を積極的に作っている企業もあります。

 

こうして集めた自社に合いそうな人材のデータベースを作成していきます。

 

自社に合いそうな人材のデータベースが完成したら、SNSなどでイベント情報やニュース・トピックなどの自社情報の発信を行い「今度のイベントに参加しませんか」と定期的に連絡をとっていきます。

 

そして、採用ポジションに空きが出たときに最適な候補者に対して採用に関する情報を提供し、より密なコンタクトを行います。

 

採用確度が高い人材に対しては「タイミングさえあえばいつでも歓迎する」といったようなラブコールを送ってしまうのも効果的です。

 

 

■導入事例

とはいえ、まだまだ日本ではタレントプールの認知度は低く、そんな方法で上手くいくの?と思う方も多いでしょう。

 

ではここで実際の導入事例を見てみましょう。

 

「ミシュラン」

有名なタイヤメーカーであり、美食ガイドとしてのイメージも強いミシュランでは、基本的な情報発信はFacebook、TwitterなどのSNSで行い、データベースの作成には、同社の採用ページの「Join our talent pool」というページから登録を促しています。

登録することでアカウントが発行され、自身のプロフィールやスキルなどの情報を登録できるようになっているという流れです。

同社はこの登録内容をもとに採用ポジションに空きが出た際に条件にマッチした候補者にコンタクトをとっています。

 

「ITベンチャーA社」

もちろん、会社の規模やネームバリューに関係なく成功している企業もあります。

A社では自社と接点を持った優秀な人材を「見込み顧客」と考えてやりとりをデータベース化。

接触や求職者の動きなど、細かな変化もデータを更新していきます。

こうして優秀な人材の動向をマークし、タイミングを見計らって情報交換をしたり、転職を誘うことで優秀な人材を獲得しています。

 

 

■まとめ

なかなか日本企業に浸透しないタレントプール。

その理由としては日本人独自の文化や転職に関する考え方の差異ももちろんあると思います。

しかし、1度興味を持って接触をはかってくれた人材を簡単に手放してしまうのは採用コストや時間の面でも、企業の損失に繋がります。

確かにタレントプールの基盤を構築するまでの時間・労力もありますが、タレントプールを導入することで、それ以上のメリットを得られるはずです。

通年で求人を出しているが採用が上手くいかない…そんな悩みがあるのなら、1度タレントプールを活用した採用を検討してみてはいかがでしょうか?

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