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学生がインターンシップで企業に期待することは?

インターンシップは選考開始前に企業が学生と接触できる貴重な機会です。それと同時に学生が企業を品定めする機会ともいえます。

 

つまり、インターンシップで学生に「この企業は魅力的だ」「ぜひ働いてみたい」と思ってもらうことができれば、その後の採用につながるのです。

 

学生に魅力ある企業だと思ってもらうためには、学生がインターンシップで求めていることを満たしてあげる必要があります。

 

では、学生はインターンシップにどのようなことを期待しているのでしょうか。以下のグラフは、学生がインターンシップに参加する目的を示したものです。

 

 

引用:就職みらい研究所「就職白書2019

 

これをみると、インターンシップの参加目的は「仕事理解」と「業種理解」の2つが圧倒的に多いことが分かります。

 

その他にも、職場の雰囲気を知りたい人や自己理解を目的とする人が多いことから、インターンシップでは具体的な選考に関することよりも、これからの就活の方向性が決められるような内容が求められているといえるでしょう。

 

インターンシップの集客や参加者の満足度の向上には、こういった要望に応えられるようなコンテンツを提供することが重要なのです。

 

学生にウケる1dayインターンシップのコンテンツ(ゲーム)3選

フローチャートパズル

フローチャートパズルは、プログラミングの疑似体験ができるパズルゲームです。

このゲームではプログラミングの概念を学ぶことができるため、主にIT系の業界理解や仕事理解につながります。

 

【内容】

フローチャートに見立てたカードを制限時間内に組み合わせ、パズルを完成させるゲームです。

ただし、カードには枚数制限があるため、組み合わせを工夫しないと途中でカードが不足してしまいます。

 

ゲームの勝敗は、

 

・制限時間内に解けたパズル数

・パズル完成時の残り時間

・カードの残数

 

によって得点を計算し、多い方が勝者となります。

 

導入事例:大手生命保険会社系システム会社

フローチャートパズルを新入社員研修で導入したところ、

 

・例年よりもアルゴリズムの基礎に対する理解が早くなった

・入社後にある本格的なアルゴリズム研修への精神的ハードルが下がった

・フローチャート自体は書けずともパズルであればできるようになっている

 

という効果が得られたそうです。

また、このゲームで業務内容を体験してもらえるため、業務理解が深まり、志望度が上がったという声も出ているようです。

 

野球ポジション当てゲーム

野球ポジション当てゲームは、ポジションに関する情報が書かれたカードをもとに、コミュニケーションを取りながら誰がどのポジションなのかを導き出すゲームです。

 

仕事におけるコミュニケーションの重要性や論理的思考の重要性が学べるため、仕事理解が深まる内容となっています。

 

【内容】

各メンバーに配られた情報カードをもとに、口頭で情報を出し合って「誰が・どのポジションなのか」を制限時間内に特定します。

 

カードには

 

・田中選手はセカンドと同じマンションに住んでいる

・レフトはセカンドより足が速いが、身長はキャッチャーの方が高い

・セカンドの次女とサードの三男は同じ中学校の同級生だそうだ

 

といった情報が書かれており、これらをコミュニケーションを取りながら整理していって、正しいポジションが答えられたら成功です。

 

成功させるには、チーム全員の協力が必要となるため、

 

・チーム内のコミュニケーションを通した「報連相」

・自分の持つ情報を口頭で伝える「説明力」

・バラバラの情報を整理して組み立てる「論理的思考」

 

を学ぶことができます。

 

ワークスタイルトランプ

ワークスタイルトランプは、トランプを通じて自分の理想的な働き方を考えるゲームです。

 

学生は自分がどんな働き方をしたいのかを再認識することができるため、自己理解を深めることができ、企業は参加してくれた学生が自社で働いてくれそうかを判断できるため、採用活動に活かすことができます。

 

【内容】

「働き方」に関するキーワードが書かれた52枚のトランプの中から、最も重要だと思うカードを10枚選択します。

 

選んだカードから、学生がどのような価値観を持っているのかを知ることができます。そのカードを選んだ理由についてディスカッションをすると、より理解を深められるでしょう。その際に、自社での働き方に関してうまく伝えることができればその後の応募につながるかもしれませんね。

 

導入事例:クックパッド

2015年卒新卒社員向けの内定者研修で実施しており、内容がカジュアルかつ働き方や価値観という点に着目していることから導入を決めたとのことです。

 

「内定者同士が互いを知る機会作り」を目的としてワークスタイルトランプを行っています。

これにより、初対面の相手でもカードがきっかけとなって自然と話ができていたそうです。カードを活用することで共通の話題ができるのですね。

 

また、受講者からは「自分の価値観を言語化する良い機会になった」「他の人の意見が聞けて、改めて自分を見直す機会になった」という声も出ているようです。

 

1dayインターンシップの企画方法

1dayインターンシップで使えるコンテンツをご紹介してきましたが、興味のあるものはありましたか?どれも簡単な内容なので、1dayでも十分に使える内容だと思います。

 

次は、実際にインターンシップを実施する際の企画方法についてご紹介します。

 

STEP1. 採用要件、ターゲットの設定

インターンシップへの参加率や満足度をアップさせるには、ターゲットに合わせたコンテンツを企画する必要があります。

 

まずは、「誰に対してアプローチしたいのか」ターゲットを明確にしましょう。

 

ターゲットを設定する際は、「事業目標を達成するためにはどの部署へ何人採用したらいいか」といった採用目的から考えると、ターゲットを設定しやすいです。

 

ーーーーーーー

例)

目的…5年後の売上を○%アップさせる

目標…営業を毎年6名採用する

 

達成するには、どのような要件が必要か?

 

【ターゲット像】

最も営業成績の良いAさんのようなタイプ

ニーズの聞き出しが上手く、クライアントの競合状況も踏まえた提案をするため、信頼が厚く、受注率が高い。

 

【要件】

・知的好奇心が高い

・コミュニケーション能力がある

・主体性がある

・問題解決能力がある

など

ーーーーーーー

 

活躍している社員をターゲット像として分析することで、新卒採用の要件を設定しやすくなります。

このように、ターゲット像を言語化することでどのような企画が必要かがわかるため、ターゲット設定は必ず行いましょう。

 

ターゲット像の設定についてもっと知りたいという方は、「採用活動に必須の「ペルソナ」とは?設定方法やその効果をご紹介」をご覧ください。

 

STEP2. 1dayインターンシップ開催の目的を明確にする

次に、1dayインターンシップ開催の目的を明確にさせましょう。

 

例えば、

 

・自社や業界に対する理解を深めてもらい、ミスマッチを減少させる

・業務内容への理解を深めてもらい、学生の適正を見極める機会を作る

 

など、「何のためにインターンシップを開催するのか」を明確にすることが重要です。

 

目的が曖昧だと、企画内容も曖昧になってしまうため、結果として学生に響かないインターンシップになってしまいます。

 

STEP3. 自社の魅力を整理する

インターンシップは、業界や仕事への理解を深めるだけでなく、採用に繋げる目的もあります。

学生の志望度を上げるためにも、自社の強みや魅力を整理しておきましょう。

 

どれだけ面白いコンテンツを用意したとしても、自社の魅力が伝えられずに終わってしまうとその後の応募につながらない可能性が高くなってしまいます。

 

STEP4. 4つの軸を元に1dayインターンシップのフレームを考える

最後は、1dayインターンシップ企画の立案です。

1dayインターンシップは、下表の通り「形式」「プログラム」「頻度」「時期」という4つの軸の組み合わせで成り立っています。

 

1dayインターンシップを実施する目的に合わせて、4つの軸を組み合わせましょう。

 

 

1dayインターンシップを実施するには、人件費や会場費、コンテンツ用の道具にも費用が掛かります。

 

また、集める人数が多くなるほど、かかる手間も増えてしまうため実施する時期にも注意が必要です。

 

どれだけおもしろい企画を立案してもコストが高すぎる企画は実現が難しいですし、逆にコストが安くても内容に魅力がない企画では実施の意味がありません。

 

実現可能でリアリティのある計画を立てることが大切ですね。

 

1dayインターンシップの実例

コンテンツ作成のヒントとなるよう、他社の実例を見ていきましょう。

 

Retty株式会社

実名制グルメサービスを運営するRetty株式会社では、1dayインターンシップを開催しました。

 

【タイトル】

1day Summer Internship

 

【プログラム】

・オリエンテーション/経営企画担当者の話

・事前に作成したワークシートのブラッシュアップ

・学生のプレゼン(各自1分間)

・グループワーク

・最終発表

・CEO賞受賞者発表

・懇親会

 

同社のインターンシップでは、会社について説明をした後にインターンシップが開始します。

グループワークには、学生だけでなく、社員がメンターとして各チームに参加しており、現場の意見を踏まえた実践的な議論が交わされています。

 

アイデアに対するフィードバックもされるため、学生の満足度も高いです。

 

株式会社日本経営

コンサルティング業務などを行っている株式会社日本経営では、経営コンサルタントについての理解を促進するために、1dayインターンシップを開催しました。

 

【タイトル】

SHIRUWORK

 

【プログラム】

・自己紹介

・講義(経営コンサルティングのやりがい/フレームワークの説明)

・グループワーク(フレームワークをもとに経営戦略を考える)

・資料作成

・発表

・講評

 

講義で経営コンサルタントの業務やフレームワークを使った考え方などを学び、その後、事例を用いたグループワークを開催します。

実践的なグループワークによって、経営コンサルタントに対する理解が深まったという声が多く上がったそうです。

 

株式会社アカツキ

モバイルゲームなどを提供する株式会社アカツキでは、エンジニア向けの体験型1dayインターンシップを開催しました。

 

【タイトル】

Akatsuk 1day Game JAM

 

【プログラム】

・メンター紹介

・アイスブレイク(Good&New*)

・学生が考えてきたゲーム企画の共有・ブラッシュアップ

・企画案発表

・ゲーム開発

・プレゼン

・結果発表

・懇親会

 

チームに分かれ、各人が考えてきたゲームの中から開発するゲームを決定、メンバーと協力して開発まで行います。

実際にエンジニアの業務を体験してもらうことで、業務理解や入社後のイメージを持ちやすくなり、動機付けにも繋がっています。

 

Good&New*…24時間以内にあった「よかった事」「新しい気づき」の共有

 

シンプレクス株式会社

金融業界特化型のITソリューションサービスを提供するシンプレクス株式会社では、「コンサルティング」と「IT」の適正を図る目的で1dayインターンシップを開催しました。

 

【タイトル】

Simplex 1day インターンシップ

 

【プログラム】

・グループワーク(プロジェクトフロー/仕事の仕方を体験)

・フィードバック(実際のプロジェクトでの仕事の仕方と重要なポイント)

・アプリケーション開発(プログラミング体験)

・フィードバック

・総括

 

コンサルタントとしてのプロジェクト推進や、プログラミングを実際に体験してもらうことで、適正を見極める機会を学生に提供しています。

学生のメリットが高いコンテンツであることから、学生の印象に残りやすいインターンシップです。

 

難しそうなら外部に委託も検討しよう

1dayインターンシップを開催するなら、確実に成功させたいですよね。

 

「初めてのインターンシップに不安を感じている」「企画する時間がない」といった場合、インターンシップ企画サービスの活用がおすすめです。

 

株式会社カケハシスカイソリューションズ

その企業だからこそ得られる出会いや特典を明確にし、実施する目的に沿ったインターンシップ企画の立案・運営サポートを行っています。

 

【特徴】

・イベント企画やワークショップなど、オリジナルコンテンツ開発

・学びや出会いなど、実施する目的に合わせた最適なインターンシップ企画を設計

・採用目標につながるインターンシップ企画を提案

 

カケハシスカイソリューションズ(インターンシップ企画ページ)

 

株式会社ネオキャリア

1日開催のイベント型、1週間の仕事体験型など、目的に合わせたインターンシップの企画作りや、運営サポートを行っています。

 

【特徴】

・10,000社を超える豊富な支援実績

・イベント企画やワークショップなど、課題に合わせた企画を立案

 

ネオキャリア(インターンシップ企画・代行ページ)

 

株式会社ジーズコンサルティング

就活生の生の声を反映させるインターンシップの企画から実施までワンストップでサポートしています。

また、インターンシップ参加者を本選考へ繋げるフローの設計サービスもあり、学生の早期囲い込みが可能です。

 

【特徴】

・同社が運営する「就活予備校プレビズ」から就活生のリアルな意見を反映したプログラムを設計

・学生への告知~実施まで徹底サポート

・コンサルタントが内定出しまで効果的なフローを設計

 

ジーズコンサルティング(インターンシップ企画・代行ページ)

 

インターンシップは学生の要望に応えたコンテンツが大事

インターンシップのコンテンツは多様化していますが、一番大事なことは学生が求めている内容をしっかりと反映することです。

 

そのためにも、ターゲットを明確にし、しっかりとリサーチした上で自社に適したコンテンツを考えることが重要です。

 

自社を知らない学生でも参加したくなるようなコンテンツを企画し、採用成功につなげましょう。

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