社会人になると、学生時代に比べ多くの人と関わる機会が増えます。

 

会社の同僚・上司はもちろん社外の人などさまざまです。

 

はじめてお会いする方に対して、円滑に関係を築くには、最低限のビジネスマナーが必要となってきます。

 

新入社員、特に新卒入社社員にはまずビジネスマナーから教育することも多いでしょう。

 

これから新人教育・研修をされる人事の方に、「教えておくべきビジネスマナーの基礎」をご紹介します。

 

なぜビジネスマナーの教育が必要なのか

社会に出るとさまざまな場面でマナーが存在します。

 

ビスネスの場においても守らなければならないマナーが数多く存在しており、煩わしく感じることもあるかもしれません。

 

しかし、働くということは多くの人々が協力し合い作り上げていくものです。

 

そのためには、それぞれの価値観や考え方が異なっている場合でも円滑に仕事を進めるべく、一定のルールが必要となるのです。

 

働くメンバーがそれぞれ違った考えで、自由に仕事を進めていたら、作業の効率は悪くなり考えをまとめることにも時間がかかってしまうでしょう。

 

ルールを定めることで基準ができ、人間関係や仕事の効率も上げることができます。

 

さらに、組織としてまとまりを持って社外の人とも円滑にコミュニケーションを図ることができます。

 

社会人としてスタートするにあたり、最初に理解すべきことであり、早い段階で教育することが必要とされます。

 

最低限のマナー

時間は必ず守る

学生の間は多少の遅刻も許されていたかもしれませんが、社会人であれば時間を守ることは絶対です。

 

時間を守れなければ、社内からも社外からも信頼を失います。

 

普段から時間ぎりぎりの行動は慎み、常に15分前に行動することを意識しましょう。

 

間に合わない場合は、分かった時点で担当者への連絡をすることが大切です。

 

誰にでも挨拶をする

人がコミュニケーションを取るときに、最初に行うのが挨拶です。

 

社会人ではその重要性は学生よりも非常に大きくなります。

 

誰とでも明るく挨拶を交わすことが円滑なコミュニケーションのきっかけになります。

 

自分から挨拶をすることで相手に良い印象を与えることができるでしょう。

 

プライベートな行動はしない

業務中は公私混同しないようにしましょう。社内の備品を私用で使ったり、個人的な連絡を取ったりすることは禁止されています。

 

ルールを破ることで、周りに迷惑をかけ業務に支障をきたす場合もあります。

 

原則として稼働時間内は個人的な行動は一切しないことを念頭に置いておくべきです。

 

緊急の場合は事前に会社に伝え、業務への影響を最小限に抑えましょう。

 

清潔感が大事!服装のマナー

男性の身だしなみ

おしゃれと身だしなみは別物です。

 

高級なスーツを揃えれば良いということではなく、一番に意識すべきことは清潔感です。

 

シワだらけのワイシャツや、汚れのついた靴、ひげや伸びた頭髪などは印象が悪くなりがちです。

 

スーツを毎日着るという方も多いと思いますが、毎日着ている服は気付かないうちに汚れが付いています。

 

においや汚れを定期的に落とすために、スーツは数着用意しておき、一日着たものは手入れをして休ませることが必要です。

 

同時に靴も磨いておきましょう。

 

女性の身だしなみ

服装は男性と同様に定期的に手入れを行うようにしましょう。

 

女性ならではのポイントはスカートやジャケットの丈です。

 

体のラインが強調されるようなものや丈が極端に短いものは好まれません。

 

ビジネスに適したシンプルな万人受けするものを選びましょう。

 

身だしなみとしてネイルやメイクも重要です。

 

長すぎる爪や装飾はビジネスの場には適しません。

 

目立ちにくいピンクやベージュなど印象の良い色を選ぶと良いでしょう。

 

メイクも派手すぎるものは避けるべきですが、ノーメイクもマナー違反となる場合もあるため、控えめなメイクを心掛けましょう。

 

正しい敬語を!言葉遣いのマナー

社内

学生であれば、仲の良い友達とは気軽に会話をしているかと思いますが、ビジネスの場ではたとえ相手が同僚であっても敬語を使います。

 

距離を置くために敬語を使っているわけではなく、お互いを尊敬し合い一緒に頑張る相手として敬意を払う意味で敬語を使っています。

 

目下の人間であってもお互いにたたえあっているのです。

 

社外

社外では自分が会社の代表として訪問していることを忘れてはいけません。

 

会話は話し言葉で行い、相手に失礼のない言葉を使いましょう。

 

敬語は普段から使っていないと身に付かず、急に使おうとしてもうまく話せないものです。

 

そのため社内でも常に敬語を意識するように心掛けましょう。

 

ただし、常に正しい敬語を使う必要があるというわけではなく、思いやりを持った話し方が重要です。

 

言葉遣いには人柄が出るといい、社外の人に対しても尊敬の気持ちを持って接していれば、自然と丁寧な言葉遣いになるでしょう。

 

まとめ

ここまで社会人としての基本的なマナーを述べてきました。

 

社会人になれば守るべきルールが多くありますが、多くの人と協力し合いながら仕事をするためには必要なことです。

 

まずは抑えておきたい基本的なマナーは新人のうちに身に付けられるよう教育・研修の場を設けると良いでしょう。

 

 

社会に出てからある程度年数が経つと忘れてしまいがちになりますが、基本が最も重要です。

入社直後の研修だけでなく、定期的に振り返りの時間を設けマナーを定着させていくことが大切です。

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