売り手市場が活発化する現在、人材不足に悩む企業も少なくないと思います。

 

そもそも労働人口が減っているから仕方がないとあきらめていませんか。

 

実は少し視点を変えるだけで職を求めている人たちはたくさんいるのです。

 

その代表的な例の一つとして、主婦の採用が挙げられます。

 

今回は主婦採用のメリットについてご紹介していきます。

 

主婦採用を成功させるためのコツについてもご紹介していますので、ぜひご覧ください。

 

主婦採用のメリットとは?

最近は、学生アルバイトから主層層の採用にシフトしている企業も増えています。

 

ではなぜ主婦層をターゲットにしているのでしょうか。

 

ここでは、主婦を採用するメリットについてみていきます。

 

限られた時間内での効率的な働きぶり

家事と育児の両立で細かな時間も大切にしてきた主婦は、限られた時間の中で頑張ろうという思いから、業務の効率化のために様々な工夫をしてくれます。

 

短い時間でも高いコストパフォーマンスを発揮してくれるのが魅力の一つです。

 

コミュニケーション能力

ご近所づきあい、保護者同士の関わりなど、社会生活での関わりを大切にしてきた主婦はコミュニケーション能力が高いのが特徴です。

 

お客様とのやり取りの中で高い能力を発揮し、驚くほどの活躍を遂げている方も多くの企業で見られます。

 

柔軟な対応力

普段から子育てで様々なトラブルに対応しているので、忍耐力と柔軟な対応力が染みついています。

 

“スタッフのまとまり”や“クレーム削減”につながった企業もあるそうです。

 

ビジネスマナー

学生などの若い層は、社会人としてのマナーやルールを知らずに苦労されたこともあるかもしれませんが、主婦は社会人経験をお持ちの方が多いのでマナーを一から教えなくて済みます。

 

教育にかかる時間や手間、人件費も節約することができるため大きなメリットといえるでしょう。

 

長期間働いてくれる可能性が高い

アルバイトであれば卒業を機に退職してしまったり、正社員でもより良い条件を求めて転職したりするのが若年層の特徴です。

 

主婦は賃金だけでなく、通いやすさや職場の雰囲気なども考慮し、気に入れば長期間働いてくれるのが特徴です。

 

長期的に働いてくれる方がいることで、戦力の目安が経ちやすいのも嬉しいポイントです。

 

主婦の採用動向について

主婦採用にも活発な時期と停滞する時期があります。

 

最も活発に求職活動をするのが9月です。

 

理由としては、夏休み明けで学校行事も少なく、生活リズムが安定していることが挙げられます。

 

逆に求職活動が落ち着く時期が7,8月と12月です。

 

長期休みに被っているため、家族の世話に割く時間が増えてしまったり、大掃除や年末年始の準備などのイベントで忙しかったりして、求職活動をする時間がないというのが理由と考えられます。

 

主婦採用が活発な時期に合わせるため、夏休み明け直後には求人を出している状態だとより多くの応募を獲得できるかもしれませんね。

 

主婦にもタイプがある?それぞれの特徴をご紹介

一言で主婦といっても色々なタイプがあります。

 

それぞれの特徴についてみていきましょう。

 

育児中の主婦

育児中の主婦は家事も育児も行っているとても忙しい主婦です。

 

そんな主婦が働きたいと思った場合、子供は保育施設に預けて仕事をすることがほとんどです。

 

その場合、預けている時間内で働ける仕事や子供が体調を崩した場合なども柔軟に対応してくれる仕事を探していることが多いでしょう。

 

働ける時間が限られているため、条件面を気にする傾向が強いです。

 

学生の子供を持つ主婦

学生の子供を持つ主婦は子供が格好に言っている時間、つまり昼間の時間帯に働きたいと考える主婦です。

 

育児中の主婦と同様に家事をしなくてはならないため、限られた時間内で働ける仕事を探しています。

 

しかし、子供が大きくなるにつれて徐々に親の手を離れていくようになり、仕事に割ける時間も増えてくる方も多いようです。

 

子供の年齢や状況などもしっかり聞きつつ、条件面を話し合うことが重要ですね。

 

子供が手を離れた主婦

子供が就職をする、もしくは家を出た主婦は今まで過程に使っていた時間が無くなるため、比較的時間に余裕のあることが多いです。

 

その場合、元々働いていた人であればがっつり仕事に復帰したり、そうでなくても新しく仕事を始めて第二の人生を歩みたいと考えたりする人が多いようです。

 

主婦採用を成功させるためのコツ

求人広告などを用いて主婦層を効率的に採用していくためには、志向や考え方を考慮し、適切な打ち出しをする必要があります。

 

ここではそれぞれの時期に合わせた採用するコツを紹介していきます。

 

まだ子供に手のかかる主婦層

家事と子育ての両立に不安を抱えることが多いこの層には、子育て中の主婦への理解を示し、不安を払しょくすることが大切になります。

 

また、職場全体で子育てに対する理解が浸透していないと、せっかく働くとなっても風当たりが厳しくなってしまうので、何かあったらフォローし合う体制を整えておくことも重要です。

 

子育てが一段落した主婦層

ブランクや年齢に関する不安を如何に払しょくできるかがポイントになります。

 

求人原稿などで募集をする際には、ブランク明け・未経験歓迎や最初のフォロー、平均年齢などを載せることで安心感を与えることができます。

 

子供を持たない20~30代の主婦層

子供がいない分、多めにシフトに入れるかと思うかもしれませんが、実際は「妊娠の準備のため活動を抑えたい」、「夫の扶養内で働きたい」などの理由から他の主婦に比べると稼働日数は少ない印象です。

 

希望とする働き方を実現するために、求人原稿も「ウソが無いか」など細かくチェックするのがこの層の特徴。

 

具体的な情報をしっかり乗せて、情報を充実させることが大切なポイントです。

 

※「子供いないからもっと働けないのか?」という質問は、基本的人権を侵す可能性があるので控えましょう。

 

子供が独立している、または子供を持たない40~50代の主婦層

比較的平均年齢が高いこの層では、長期間働けることや人間関係に関する不安をフォローしてあげることが大切です。

 

また、実際にこの年代の方が多く働いているのであれば平均年齢や同じ年代の方が活躍していることを載せることで安心感を与えることができます。

 

主婦採用を取り入れている事例

主婦層の採用が活発化する中で、実際に積極採用に力を入れている企業を紹介します。

 

日本マクドナルド

学生アルバイトが主流の日本マクドナルドですが、人材不足が加速する中で、主婦層やシニア層など多様な人材を採用することを目指しています。

 

そこで、2017年に店舗スタッフの採用強化を目的としたキャンペーン「マックなら、大丈夫。」を実施しました。

 

アピールしたポイントは主に4つです。

 

◎柔軟な働き方が実現できる「ワークシフト」

◎様々なメンバーが活躍しやすいような「職場空間」

◎経験の浅い方でも安心して働ける「サポート体制」

◎トレーナーやマネジャーを目指すことができる「成長プラン」

 

上記の4つは、女性の潜在労働者層が抱えている不安に訴求したもので、実際に予定人数を大幅に上回る採用人数が確保できました。

 

また、キャンペーン期間中に「主婦向けクルー体験会」を実施。そのような取り組みも主婦層の採用を大きく後押ししています。

 

主婦採用を効果的に取り入れて人材不足から抜け出そう!

主婦採用には多くのメリットがあります。

 

一度社会人を経験している方ならば、即戦力にもなり得る人材です。

 

応募が少なく人材不足に悩んでいるのであれば、ぜひ主婦採用を検討してみてはいかがでしょうか。

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