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■マネジメント研修とは

マネジメント研修とは、管理職に必要な知識やスキルを学ぶ研修です。

 

管理職は、経営課題や事業計画を現場へ落とし込み、課題やミッションをクリアするために、チーム全体を管理していく必要があります。

 

そのため、管理職には部下の育成や評価、実績、メンタルの管理といったマネジメントを行いながら、生産性を向上させることが求められています。

 

では、実際に管理職の役割とはどのようなものが挙げられるのでしょう。

 

経団連の「ミドルマネジャーをめぐる現状課題と求められる対応」では、管理職に求められる基本的な役割として下記が挙げられています。

 

【情報関係】

・社内外の情報収集および周辺状況の分析

・必要な情報の経営トップへの伝達

・経営トップのメッセージを咀嚼し現場に浸透

・自らのチームが目指すべき方向性の明示

・海外も含めたグループ企業や関係部署との折衝および情報共有

・社内外(他部署や取引先、顧客など)からの要請や問い合わせへの対応

 

【業務遂行関係】

・日常業務の処理や課題解決

(課題解決に向けたPDCAを回す)

(自らもプレーヤーとなり仕事の成果をあげる)

・新規事業やプロジェクトの推進、イノベーションの創出

(経営環境の変化を的確に捉えた状況判断)

(新しいビジネスモデルや商品・サービスの企画立案)

・経営のグローバル化への対応

(海外におけるマーケティング、現地の消費者にとって魅力のある製品・サービスの提供、海外のパートナー企業との綿密な連携 等)

 

【対人関係】

・部下一人ひとりの性格や長所・短所を踏まえた指導・育成

・仕事に対する動機づけ

・部下が協働し合うような職場づくり

・人間関係上のトラブルの早期発見と早期解決

・社外の関係者との連携強化や人脈づくり

 

【コンプライアンス関係】

・個人情報の適切な管理

・内部統制や機密情報の漏えい対策

・適切な労働時間管理

・労働関連法規の遵守

・業務に関わる法律や実務上の留意点の理解促進

 および法制度改正などを見据えた事前準備

 

このように、管理職には非常に多くの役割が与えられていることがわかります。

 

■なぜ、管理職にマネジメント研修が必要なのか

少子高齢化による深刻な人手不足や、グローバル化の影響など、日本経済を取り巻く環境は目まぐるしく変わっています。

 

また、働き方改革の推進によって、リモートワーク社員、外国人社員、時短勤務社員、労働時間の規制など、労働の多様化が進んでいるため、より細やかなマネジメントが必要とされています。

 

そんな中、自身もプレーヤーとして業績を上げなくてはならないプレイングマネージャーが増加しており、「部下の育成やチーム全体の管理を十分にできていない」というケースが多いため、人材が育たたずに競争力が低下するのではないかと懸念されています。

 

管理職に求められるマネジメント能力は以前よりも高くなっております。このような、複雑化した環境に対応するため、管理職のマネジメント研修が必要とされているのです。

 

■マネジメント研修の種類

一概に管理職といっても、役職や着任の時期(新任もしくは既存)によって受けるべき研修の内容は異なります。

 

【新任管理職研修】

新しく管理職に就いた人が対象となる研修で、役割の認識に比重をおいたプログラムが多いです。

 

新任研修では、管理職に必要な知識や、スキルの習得を目的としており、下記のような内容が盛り込まれています。

 

・一般社員と管理職の違い

・管理職の役割

・部下の指導・育成

・目標設定

・労務管理 など

 

【既存管理職研修】

既に管理職に就いている人が対象となる研修で、管理職の役割の再認識やマネジメント力の向上を目的としています。

 

既存の管理職研修では、グループワークなどを行って学習していくことが多く、下記のような内容が盛り込まれています。

 

・マネジメント理論

・課題解決能力の強化

・人事評価などを含めた人材管理

・指導・育成のためのスキルアップ など

 

【上級管理職研修】

部長クラス以上の人が対象となる研修で、部署を統括する経営者の視点が求められます。

 

上級管理職の研修では、部署の経営者としてリーダーシップを発揮できるよう、経営戦略立案やリスクマネジメントに関する内容が盛り込まれています。

 

・経営戦略の策定

・経営課題の把握や、経営トップへの提言

・経営分析 など

 

■マネジメント研修で得られる効果

【管理職としての意識が強くなる】

管理職の役割は、経営戦略や事業計画を把握し、チーム予算達成など与えられたミッションに対して、『成果を上げ続けること』です。

 

そのため、経営方針や事業計画を現場レベルに落とし込み、社員の意識に浸透させることや、部下の育成といったマネジメント業務が重要となります。

 

研修を受けることによって、管理職の仕事を十分に理解し、企業と部下それぞれから求められている役割を認識することで、管理職としての意識がより一層強くなります。

 

【マネジメント能力が身につく】

管理職は、自身の仕事もこなしながら、部下やチームの目標を達成するために管理しなくてはなりません。

 

プレイングマネージャーの多い日本では、限られた時間の中でマネジメントを行う必要がありますが、自力でそのスキルを身につけるのは難しいでしょう。

 

管理職研修では、知識や能力、スキルの習得をプロから学べるため、マネジメント能力を身につけることができます。

 

【組織力の強化】

管理職に必要なマネジメント能力を適切に身につけることで、企業の資源の一つである人材を育成することができます。

 

社員の質が上がることで組織力の強化につながります。

 

■まとめ

管理職研修についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

 

複雑化した労働環境やグローバル化による競争力の強化により、管理職に求められるマネジメント能力は高くなっています。

 

やみくもに研修を受けさせるのではなく、役職に合わせて適切な研修を受けることが知識やスキル定着には重要です。

 

企業を支える管理職を育てることは企業全体に良い影響を与えるため、積極的に研修を行っていきましょう。

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