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求職者はなぜ内定を辞退するのか。「内定ブルー」とは?

求職者が内定辞退をする原因として、「内定ブルー」が考えられます。

 

内定ブルーとは、就職活動で企業から内定を得た求職者が、内定受諾後にその会社へ就職することに対して不安を抱き、気分が沈んでいる状態を指す言葉です。

 

結婚前の花嫁の、漠然とした不安感を指す「マリッジブルー」になぞらえて、内定ブルーと呼ばれています。

 

内定ブルーになってしまう要因としては

 

・選考中での企業に対しての不信感

・選考期間が長引いていることへの不安感

 

が考えられます。

 

選考中での企業に対しての不信感

求人票に書いてある内容と実際の選考時に聞いた内容にそごがあったり、面接時間が他の人と比べて極端に短かったりなどちょっとした不信感が積もり、内定ブルーに陥ってしまうことがあります。

 

また、人事担当者や面接官の対応なども不信感につながる要因になり得ます。

 

会社に対する不信感は内定ブルーおよび内定辞退につながる大きな要因といえるでしょう。

 

選考期間が長引いていることへの不安感

面接結果や内定の結果の連絡が遅くなってしまうと求職者は不安を感じてしまいます。

 

同じように、選考が終わって内定が出たとしても、その後なにも連絡がないと不安になってしまいます。

 

不安が大きくなると、この会社でやっていけるのかと考えてしまい内定ブルーに陥ってしまうケースがあるようです。

 

内定辞退を防ぐために企業が意識するべき「5つのS」

では、内定辞退を防ぐために企業にはどのような意識が必要なのでしょうか。

 

まずは、以下の5つのSを意識することをおすすめします。

 

・Speed(スピード)

・Simple(シンプル)

・Smooth(スムーズ)

・Special(スペシャル)

・Surprise(サプライズ)

 

Speed(スピード)

まずはスピードです。

 

前項にも書いた通り、連絡のない期間が長くなるほど求職者は不安になり、内定辞退につながってしまいます。

 

なるべく迅速な対応を心掛けることで、求職者の不安を軽減することができます。

 

Simple(シンプル)

次に選考のシンプルさです。

 

面接を希望する人はまず〇〇に登録をして情報を入力して…

エントリーシートとは別に〇〇を提出してもらい…

 

というように面接までの過程が煩雑になってはいませんか。

 

特にその企業への興味が薄い段階では、煩雑な選考は嫌われる傾向にあります。

 

なるべくシンプルな選考になるよう工夫すると応募者増加にもつながりますよ。

 

Smooth(スムーズ)

次は選考の案内のスムーズさです。

 

人事の案内がわかりづらかったり、あまりわかっていないようで手間取ったりしていると求職者は不安に思い、その会社に不信感を抱いてしまいます。

 

事前準備をしっかりとし、スムーズに選考に入れるようすることを心がけましょう。

 

Special(スペシャル)

選考中は求職者を迎え入れる立場です。

 

極端な対応は入社後にも影響が出てしまいますが、なるべく特別扱いをするように心がけましょう。

 

求職者は会社に必要とされていると感じると志望度が上がる傾向にあります。

 

Surprise(サプライズ)

企業説明会や面談時にありきたりな説明しかないと求職者にあまり興味を持ってもらえません。

 

企業はなるべく事前に調べてきた以上の情報を提供するようにしましょう。

 

現場社員の生の声や会社の裏話などがあると求職者の興味を惹きたてることができるかもしれません。

 

どうやって内定辞退を防ぐか

では、具体的にどういった対策で内定辞退を防げばいいのでしょうか。

 

いくつかご紹介していきます。

 

選考中も志望度を高められるよう意識する

応募してくる求職者全員が第一志望ではありません。

 

ちょっと興味がある程度の求職者もたくさんいます。

 

そういった相手に淡々と選考を進めてしまっては内定辞退の原因になってしまいます。

 

選考中も求職者の志望度を高められるよう意識することが大切です。

 

例えば、面接前位にアイスブレイクによって緊張をほぐし、より本音を話しやすい環境を作ってあげたり、求職者からの質問に積極的に答えてあげたり、内定後も懇親会やランチ会を開くなど、円滑なコミュニケーションができると、求職者の不安を取り除くことができ、志望度が高まるでしょう。

 

印象に残る選考を行う

面談や面接、内定出しの機会などで、何かしら印象に残ることができれば、必然とその会社のことを意識するようになり、志望度も高まるでしょう。

 

求職者の印象に残らないと、複数の選択肢がある場合に、選んでもらえない可能性が高まってしまいます。

 

現場の社員とコンタクトの機会をつくる

入社してから人事や役員と仕事をすることはあまりありません。

 

むしろ求職者は実際にどんな人と仕事をするのかが気になっています。

 

一緒に働くことになる現場の社員とコンタクトを取る機会を作ることで、入社後のイメージがしやすくなり、不安も解消されるでしょう。

 

内定後も定期的にコミュニケーションを取る

内定後、求職者になにも連絡せずにそのまま放置してしまうと、求職者はとても不安になってしまいます。

 

定期的に連絡をしたり、懇親会や面談などのコミュニケーションを取る機会を作ったりすることで、求職者の不安を解消することができます。

 

また、他社でも内定をもらっている場合、最初は入社する気でいても、他者からのアプローチによって気持ちが変わってしまう可能性もあるので、自社への興味を絶やさせないためにも定期的なコミュニケーションは重要です。”

 

内定辞退を防ぐために企業が実施している対策例

内定防止のためにできる対策がわかりましたね。

 

では、実際に企業が行っている事例もみてみましょう。

 

サイボウズ

サイボウズでは、内定式や入社式のような一般的な行事のほかに先輩社員との食事会や内定者の身内も参加できるような会社参観日、サイボウズ社の製品の広告宣伝を考えるワークショップといったイベントも開催されます。

 

これに加え、サイボウズLiveというツールを使って内定者とのコミュニケーションを欠かさない工夫をしています。

 

サイボウズLiveでは採用担当との連絡だけでなく、自社の紹介や内定者同士のコミュニケーションの場としても利用されます。

 

ジェイック

ジェイックでは、電話やメールでの連絡だけでなく、SNSなども使って内定者と定期的なコミュニケーションを欠かさないようにしています。

 

また、懇親会や内定式、内定者研修などのイベントでは各社員が内定者に歓迎の意思を伝えるようも心がけています。

 

さらに内定者研修では、ビジネス意識を持ってもらえるようなプログラムを用意することで、会社の一員であることを意識してもらえるような工夫もしています。

 

クックパッド

クックパッドでは、ワークスタイルトランプを使ったイベントを開催しています。

 

ワークスタイルトランプは、52枚のトランプにそれぞれ「働き方」に関するキーワードが書かれており、その中から10枚の大事だと思う働き方を選んでもらうことで、自社のどの仕事とマッチしているかを計ります。

 

また、ゲーム感覚で参加できるイベントのため、初対面の他の内定者とも気軽にコミュニケーションを取れる機会をつくり、同期についてより深く知るきっかけにもなっています。

 

求職者の不安を解消して内定辞退を防ぐ!

内定辞退を防ぐためには、求職者が内定ブルーになってしまうのを防ぐ必要があります。

 

そのためにも、求職者が抱える不安を解消する対策が有効です。

 

定期的なコミュニケーションやコンタクトを取ることで、求職者に安心感を与えてあげましょう。せっかく内定を出した求職者に辞退されないためにも、しっかりと対策をしてみてくださいね。

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