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不人気業界の特徴、人気のない理由

そもそもどうして不人気業界と言われるのでしょうか。

 

学生の人気企業ランキングの順位は時代によって変化しているものの、ランキング下位の企業・業界が上位に躍り出るケースはあまりありません。

 

飲食業界やアミューズメント業界などはこの30年間継続して人気が高いとは言えず、採用に苦慮しているように思えます。

 

飲食業界を例に取って、あまり人気のない理由を見てみましょう。

 

飲食店の正社員として働くことになると、店長として売上アップのための施策やアルバイトの指導などに奔走することになります。

 

アルバイトが急に休むことになれば、代理でシフトに入ることになり、ワークライフバランスも崩れがちです。

 

学生が一度でも飲食店でアルバイトをすれば、こうした状況を目にすることになります。

 

休みは取りにくく、売上目標に追われ、責任の重さに給与が比例しない正社員(店長)の姿……

 

入社する意欲が湧きにくいのも、無理はないのかもしれません。

 

「きつい」「帰れない」「給料が安い」――こうしたイメージの蔓延が、不人気業界と言われてしまう大きな理由と言えるでしょう。

 

企業ブランディングの重要性

採用に苦慮している不人気業界の企業――特に中小企業では、まず会社の事業や理念に共感してもらうための「ブランディング」を積極的に行う必要があります。

 

どんなに研修や福利厚生を充実させ、学生の受け入れに注力していても、「不人気業界だから」という理由でエントリーを躊躇されては元も子もありません。

 

最初にすべきことは企業ブランディングを通じて学生の中にある先入観を取り除くことです。

 

あるタクシー会社は新卒を対象とする合同企業説明会で、若い世代の社員、中でもドライバーの仕事を楽しんでいる社員を起用して、学生と話してもらうという工夫をしました。

 

「タクシー会社に若い人がいる」というギャップと、若手社員が生き生き働いているモデルケースを示したことで、多くの学生を集めることができたといいます。

 

業界のイメージを変えつつ、経営者や採用担当者、採用に参加する現場の社員が学生に対して誠実な対応を心がければ、業界を問わず企業を支持する学生を生み出すことができます。

 

もちろん、そのためには学生にアピールできるだけの事業や体制の魅力を用意する必要があります。

 

対策例(1) 採用活動にリソースを割く

会社の規模が小さくなるほど採用活動を担う人員は限られますが、一人だけで採用に関する全業務を担うことは非効率です。

 

採用資料の作成、説明会の段取り、面接のスケジュール管理、応募者への連絡etc…。

 

これらの業務をアウトソーシングせず、他の仕事と兼務するのは不可能でしょう。

 

仮にできたとしても、数多くある採用業務のどれかをおざなりにしなければ成立しません。

 

採用人数を保ち、なおかつ優秀な人材を採用したい場合は採用にかかわる人員を増やしましょう。

 

すべてを正社員で賄うのが難しいようであれば、主担当の下にパートか派遣社員をつけたり、事務作業を採用代行業者に依頼したりといった対策が必要です。

 

「採用専門の人員を雇ったりアウトソーシングをしたりする余裕はない」

 

という方もいらっしゃるかもしれませんが、本当に新しい人材がほしいのであれば採用にかけるコストを惜しんではいけません。

 

不人気業界の企業であればなおさらです。

 

対策例(2) 社員のサクセスストーリーを作る

一人でも新卒採用に成功したら、その社員を中心とするサクセスストーリーを作るのも手段のひとつです。

 

新卒社員の厚遇は社内の不平・不満を招く可能性もありますが、不人気業界で採用を成功させるためには、ある程度やむを得ない措置です。

 

新卒社員の教育に力を注ぎ、自社のエースに育てることができたら、その社員を採用担当者に抜擢し、次のエースとなる人材を採用していくというサイクルを構築しましょう。

 

新卒からキャリアアップしたモデルケースとして採用の現場に立てば、学生たちの関心を引きやすくなります。

 

優秀な学生を採用するには、そもそも採用担当者が優秀でなければなりません。

 

優秀な人材ほど会社の業績に直結する営業などに配属されることが常ですが、長い目線で見た企業の発展には、採用を担当する社員のスキルアップや人員補強が欠かせません。

 

その上で経営者の方は優秀な採用担当者を育成するために、会社のビジョンを言語化し、新卒社員に継承するようにしてください。

 

まとめ

新卒採用市場における競争が毎年激化の一途をたどる中、不人気業界で採用を成功させるには強い覚悟が必要になります。

 

企業が自ら動き、積極的な採用活動を行う必要があります。

 

求人広告を出して応募を待っていても、自然と人が集まってこないのが不人気業界における採用の悩ましいところです。

 

「不人気業界だからどうせ採用できない」と弱腰になれば、企業に未来はありません。

 

企業を長く存続させていくためには、どうしても若い人材の力が必要です。

 

ぜひ会社を存続させるという明確な意志を持って、これまでお話ししてきた対策を実践してみていただきたいと思います。

 

少しでも採用成功につながれば幸いです。

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