社会人インターンとは?どんな種類があるの?

社会人インターンとは、すでに就業している人が興味のある企業で就業体験することです。

 

そもそも、インターンは「インターンシップ」の略称であり、一般的に、学生が就職前に企業で就業体験することを指します。

 

アメリカでは昔から盛んに行われてきましたが、日本でもインターンシップを実施する企業や参加者が増えてきています。

 

事実、キャリタス就活の調査では、2020年卒のインターンシップ参加率は86.2%と、多くの学生が参加していることから、就職活動には欠かせないイベントになったと言えるでしょう。

 

今までは学生向けのものが主流でしたが、多様な働き方が認められたこともあり、社会人向けの就業体験プログラムも増えてきたのです。

 

学生向けインターンとの違い

では、社会人向けのインターンと学生向けのインターンでは、どのような違いがあるのでしょう。

 

この2つの主な違いは、「給与の有無」と「就業時間」です。

 

学生向けの場合は、圧倒的に無給のインターンが多いですが、社会人インターンの場合、給与が発生するプログラムがほとんどです。

 

企業や内容によって様々ですが、社会人インターンの時給は1,000円程度で募集されているものが多い傾向にあります。

 

また、学生向けインターンが平日の昼頃行われる傾向にある一方、社会人向けインターンは、土日や遅い時間に設定されているものが多く、今の仕事と両立できるよう配慮されているのです。

 

社会人インターンの種類

社会人インターンは、期間によって3種類に分けることができます。

 

それぞれの違いを見ていきましょう。

 

【長期インターン】

数ヶ月以上の就業体験プログラムを長期インターンといいます。

 

長期インターンの場合、基本的には参加者を組織に所属させ、社員と同様に働いてもらうため、成果を求めることも多いです。

 

就業期間は、あらかじめ設定しておくケースや、企業と参加者が相談して働きながら決めていくケースがあります。

 

【短期インターン】

数週間程度の就業体験プログラムを短期インターンといいます。

 

短期インターンは、あらかじめ設定された期間内、社員と同様にフルタイムで働いてもらう形が多いです。

 

期間が短いため、数日単位で部署を変えて様々な職種を体験するケースや、特定の職種を集中的に体験するケースがあります。

 

【1dayインターン】

1dayインターンは、その名の通り1日だけ開催されるインターンシップのことを指します。

 

会社紹介や自社の仕事内容を伝えるために、職場見学や研修、ワークショップを開催するケースが多く、一般的に給与は発生しません。

 

近年、1dayインターンを開催する企業が増加傾向にあります。

 

社会人インターンが注目されている背景

社会人インターンは増加傾向にありますが、なぜ注目されるようになったのでしょう。

 

ここでは、社会人インターンが注目されるようになった背景をご紹介します。

 

多様な働き方が認められるようになった

労働力人口の減少や終身雇用が終わりを迎えようとしている中、副業を認める企業や成果主義に移行する企業が増加しています。

 

そのため、勤務時間ではなく仕事の成果を重視するようになり、在宅勤務や時短勤務といった多様な働き方を取り入れる企業が増加しました。

 

その結果、インターンを受け入れる環境が整い、労働者もインターンに参加しやすくなったのです。

 

スタートアップ企業やベンチャー企業の増加

近年、スタートアップ企業やベンチャー企業が増加していますが、知名度や待遇面で大手企業に後れを取ることも少なくありません。

 

こうした厳しい採用競争の中、新たな採用手法として注目されているのが、社会人インターンです。

 

セキュリティの厳しい大手企業では、あまり実施されていないため、柔軟な対応ができるベンチャー企業などが優秀な人材を獲得するために実施しています。

 

つまり、企業を取り巻く環境の変化や人材獲得の手段として、社会人インターンが注目されるようになったのです。

 

社会人インターンにより企業が得られる効果

社会人インターンによって、どのような効果を得られるのかご紹介します。

 

優秀な人材の確保

近年は少子高齢化などの影響もあり、深刻な人手不足が続いています。

 

労使の需給バランスを表す有効求人倍率は、2020年2月時点で1.45倍と、前年の2月(1.63倍)よりも低下していますが、依然として高い水準が続いていることが分かります。

 

そのため、企業は少ない働き手の中から優秀な人材を確保しなくてはならず、採用競争が激化しているのです。

 

気軽に職場体験してもらうことで自社への理解を促し、参加者の特性やスキルを見極めることができるため、優秀な人材の囲い込みに役立ちます。

 

参考:厚生労働省「一般職業紹介状況(令和2年2月)について」

 

雇用のミスマッチの防止

社会人インターンは、雇用のミスマッチ防止にも効果が期待されています。

 

中小企業庁の調査によると、「中途採用者の約3割が3年以内に離職している」という結果が出ています。

 

また、同調査の離職理由では、「人間関係への不満(27.7%)」や「業務内容への不満(10.7%)」、「給与への不満(9.6%)」が上位を占めたことから、入社後に感じるギャップによって辞めてしまう人が多いと言えるでしょう。

 

このことからも、早期離職の原因となる雇用のミスマッチ防止がいかに重要であるかが分かりますね。

 

社会人インターンは、一定期間企業で働くことで、職場の雰囲気や業務内容といった理解促進につながるため、雇用のミスマッチ防止に効果が期待できるのです。

 

参考:中小企業庁「2015年度版 中小企業白書」

 

現社員への刺激

社会人インターンは、他社の社員を一定期間受け入れることで、他社の働き方や考え方を取り入れることができます。

 

第三者の視点から出てくる意見や疑問は、現社員に刺激や気づきを与えるため、新しいアイディアの創出につながるでしょう。

 

社会人インターンの募集方法

社会人インターンは、様々な効果を得られることが分かりました。

 

では、社会人インターンを募集する方法について見ていきましょう。

 

自社ホームページや採用サイトで募集

自社ホームページや採用サイトは、自社に興味を持っている人材が閲覧している可能性が高いです。

 

企業へ就職する前に気になる企業で働ける機会があることは、求職者にとって大きなメリットであるため、「社会人インターンを実施している」旨をしっかりと記載しておきましょう。

 

また、採用サイトを閲覧する求職者は多いため、「採用サイトがない」という企業は制作することをおすすめします。

 

魅力的な採用サイトの作り方は、「いまや採用には欠かせない?魅力的な採用サイトの作り方」をご覧ください。

 

インターン専門サイトへの掲載

インターン専門サイトは、業務内容や時給、勤務条件などの必要事項を設定し、インターン参加者を募集します。

 

こういったサイトは、特定の企業をピンポイントで探している人ではなく、「興味のある職種を体験してみたい」という人が多いため、知名度に関係なく興味を引くものであれば、応募してくれる可能性が高いです。

 

求人サイトで広く応募を知らせるのと同様に、自社メディアでの情報発信と合わせて、インターン専門サイトへ掲載し、応募者を集めましょう。

 

求人サイトやビジネスSNS等への掲載

求人サイトやビジネスSNSへ掲載する方法もあります。

 

ただし、社会人インターンを募集する企業はそれほど多くないため、掲載しても求人に埋もれてしまう可能性が高いです。

 

社会人インターンの募集サービス

ここでは、社会人インターンのおすすめ募集サイトをご紹介します。

 

DIVERK

1Day社会人インターンを通して、優秀な20代の第2新卒層を採用する採用プラットフォームサービスです。

 

企業が求めている人材や募集のポジションから親和性の高い求職者が紹介されます。

 

求職者にマッチした1dayインターンプログラム事例の設計・提案を行っているため、採用に結び付く可能性が高いサービスです。

 

特徴

・ユーザーの9割が20代、約3割が上位大学出身の若手優秀層
・1dayインターン後に、求職者のスキルやマインドを測定してもらえるため、最適な求職者を採用できる
・面接では伝えることのできない自社の魅力を訴求できる

 

DIVERK公式サイトはこちら

 

サンカク

事業課題をテーマにした1dayワークショップを通じ、一緒に働きたい人をスカウトします。

 

ワークショップで事業内容や仕事内容の魅力を強く訴求することができるため、スカウト後の返信率も高く、採用につながりやすい社会人インターンです。

 

特徴

・現役のマーケターやエンジニア、企画職などが登録している
・成長意欲の高い4.5万人のビジネスパーソンへリーチできる
・スカウト返信率は80%

 

サンカク公式サイトはこちら

 

Wantedly

やりがいや環境で求職者とマッチングし、シゴトを自己実現の場と捉える「若手優秀層へとリーチできる採用マーケティングツール」です。

 

募集要項は自由に書くことができるため、求職者へ自社の魅力を存分にアピールできます。

 

特徴

・100万人以上の成長意欲が高い若手人材が登録している
・初期費用・成功報酬なし
・5通に1通とスカウト返信率が高い

 

Wantedly公式サイトはこちら

 

社会人インターンを導入している企業例

では、社会人インターンを導入している企業事例を見てみましょう。

 

株式会社NITTO

公共建造物の塗装を専門に手掛けている株式会社NITTOでは、塗装工事を管理し完成を見守るプロジェクトマネージャーのお試し転職として、社会人インターンを募集しています。

 

2日間の体験就業プログラムとなっており、未経験者でも参加することができます。

 

1日目は実際の工事現場を見学して仕事内容を理解し、2日目に現場のマネジメントに必要な施工計画書プランニングに挑戦するというプログラムです。

 

インターン後に最終面接があるため、企業は2日間の就業体験を通して候補者の見極めができますし、求職者側も企業への理解が深まります。

 

Haloworld株式会社

実用ロボットの開発・企画・販売などを行っているHaloworld株式会社では、「IT技術によって世の中の課題解決をするサービスをつくりあげる経験をしよう」という呼びかけでエンジニア向けの長期インターンを募集しています。

 

コーディングのサポートやお客様への訪問も行い、企業理解を深めたら、プログラムの実装サポートやサービス改良の提案も任せていきます。

 

6ヶ月以上企業で働けるため、スキルや能力、特性を見極めることができる就業体験プログラムです。

 

今までは、採用活動に繋げることのできるインターンシップ事例でしたが、イノベーションの起爆剤として優良企業で実地体験をするインターンシップもあります。

 

「大人の武者修行」は、優良企業の現場で優れた仕組みを学び取っていく新しい形のインターンシップサービスです。

 

下記は、大人の武者修行で紹介されているインターンシップ受け入れ企業です。

 

KCJ GROUP株式会社(キッザニア)

15歳までの子ども達が楽しみながら社会の仕組みを学べるキッザニアのスタッフとして、就業体験ができるインターンを実施しています。

 

キッザニアのコンセプトとホスピタリティを入念に学び、子ども達が自発的に動けるよう仕事体験サポートをしてもらいます。

 

キッザニアの就業体験で、“自発的に動けるようにする”手法を学べるため、自社のより良い職場環境づくりに役立つでしょう。

 

株式会社セブン-イレブン・ジャパン

「変化への対応と基本の徹底」を追及し、常に新しいサービスを創造してきたセブン-イレブンでは、座学と実地研修による社会人インターンを受け入れています。

 

参加者は、同社のキャリア社員向けのカリキュラム(1週間の座学と3週間の実地研修)を受け、「近くて便利」を実現する仕組みと、それを支える人材育成の工夫を学びます。

 

人に教えられるレベルにまで落とし込むことを目標とするため、濃密な研修を受けることができるでしょう。

 

大手企業の仕組みを学べる機会はめったにないため、学んだノウハウを取り入れれば、課題解決につながるかもしれませんね。

 

社会人インターンを活用して採用難を乗り切ろう

社会人インターンは、優秀人材の確保に有効な新しい採用手法の一つです。

 

また、他社で働く社員を受け入れることで組織活性化にもつながるため、企業にとっては数多くのメリットがあります。

 

「中途採用がうまくいかない」とお悩みの企業は、社会人インターンを活用されてみてはいかがでしょうか。

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